一粒のタネ~胡麻香るレンコンまんじゅう

2021/11/12

古来伝統食にかかせない胡麻は、
99.9%を輸入に頼っています。
国内での栽培を絶やしたくありません。

以前、コープ自然派のイベントで、
和田萬さんの国産胡麻栽培実践に参加しました。
無農薬、無化学肥料栽培の畑です。

6月頃に種をまき、
夏に開花、

10月頃収穫され、

1メートル以上になった胡麻を収穫し、
乾燥させて種を取り出します。

1本につき莢が20個以上できます。
そして、ひとつの莢の中には4つの部屋があり、
種子である胡麻が
各部屋にお行儀良く20粒ほど並んでいます。

ひと莢80粒×20莢として1600粒。
たった1粒の種から、
4か月後には1600粒の種ができます。
すごい!

そして、沢山の細かい丁寧な工程を経て、
焙煎され、ふっくらとした香り高い胡麻が
私たちのもとに届きます。

セサミンたっぷりの胡麻は、
老化予防や美容にも効果があるとされています。
小さな一粒に強い生命力を感じずにはいられません!

和田萬さんの有機金いりごまを贅沢に使って、
とっても簡単レンコン饅頭を作ります。

●レンコン饅頭

ボウルにレンコンをすりおろして、
レンコンと同量の白玉粉、
ひとつまみの塩を入れ、手でこねる。

耳たぶの固さを目安に、
少しのお水で水分調整する。
(ゆるい場合は粉を足す)

梅干しより少し大きめのお団子を作り、
手で押さえて平らにしたら、

その上に好きな具材を置いて、
もう一枚の平らにした生地をかぶせて、
ふちを一周押さえてつなぎ合わせる。

胡麻の上に置き、少し押さえつけ両面につける。
(胡麻の付きが悪いときは水で湿らせて押さえる)

フライパンに大さじ1の油を引き、
中火弱位で蓋はせず、
片面5分ずつじっくりと焼く。

酢醤油に、好みでラー油や七味を入れたタレで
召し上がって下さいね。

今回は中に入れる具材を「高菜漬け」にしましたが
作り置きのきんぴらや、ひじき、
山清さんの特別栽培小豆あんなど、

いろいろと試してみてくださいね。

具は入れずに小さめに仕立てても、
胡麻の風味が香ばしくておいしいですよ。

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