豆腐でヘルシー植物性チーズ

2021/12/7

以前、イタリアから友人が来日し、
一緒に和食を食べていた時のこと。
お豆腐が出てきて、その時の感想が、
「おいしいです!」
「味のないフォルマッジョ(チーズ)のようです」
でした。

なぬなぬ?う~~ん・・・おいしいのに味がない?
どうして?こんなにお豆の味がするのに~~!?
と、衝撃的な出来事でした。

お豆腐は大豆とにがりで出来ています。
お水も大切です。

子どもが小さかったころキャンプに行き、
海の水を釜いっぱいにため、
一晩中交替でずっと炊き続け、
釜の底から「にがり」を取り出しました。

そして、水に浸けた大豆をミキサーにかけ、
その呉汁をおからと豆乳に分け、
手作りのにがりを入れてお豆腐を作りました。

時間はかかりましたが、なんとおいしいこと!!
先人の知恵は本当に素晴らしい!と、
とても感動したことを覚えています。
これが私の
お豆腐愛の始まりです。

豆腐の原料は大豆とにがり。
でも、大量生産やコストのことを考えて、
豆乳を炊いたときに大量に出る泡を取り除くために
消泡剤を使ったり、
カラダに優しくない凝固剤を使ったり。

コープ自然派のお豆腐に使用される大豆は、
貴重な国産大豆を使用。
遺伝子組み換えではない大豆であり、
有機栽培大豆かどうか、
収穫前除草剤グリホサートが使用されていないかなど
情報がしっかり表記されているのです。
あ~んしん!

そのお豆腐をみそ漬けにして、
お酒のおつまみにもぴったり!の
豆腐のチーズ風おつまみを作ります。

7日以上漬けると中まで濃い色に。
紫蘇を敷いた上に、
山芋とチーズ風豆腐をスライスして乗せました。
いろどりに菊花やピンクペッパー、クコなど飾ると
華やかなおつまみに。

●お豆腐のチーズ風みそ漬け
お豆腐をキッチンペーパーに巻き、重しをして、
半分量になるくらいまでしっかり水切りする。

半分くらいになったら、
熱湯に2分ほどそっと入れ、
中心まで熱を通してから冷ます。

容器に、みそだけでも良いですし、
みりんや醤油で味をつけたみそ床を作り、
キッチンペーパーorガーゼで巻いたお豆腐を入れ、

お豆腐が見えなくなるようにみそで包み、

ラップをして冷蔵庫で寝かす。
数日すると表面に水分が浮いてきます。

2日〜1週間ほど置くと出来上がり。
お豆腐からはがしたみそや、みそ床も、
お料理に使えますから工夫してくださいね。

長く漬けるほど濃厚でねっとりとしてきます。
みその種類によって味も色づきも違います。
手作りみその発酵がすすんで濃い色になったみその
利用方法の一つでもあります。
私はだいたい3日目位にいただきます。

1cm角に切ってオリーブとピンチョスにしたり、
割れ目を入れたデーツに
くるみと豆腐チーズを挟んだり、
クラッカーに乗せても美味しいですし、
夏ならトマトスライス、豆腐チーズ、バジルに、
オリーブオイル塩コショウをして
カプレーゼにしてもおいしいですよ〜。
いつか、
イタリア人の友人にも食べてもらいたいです。

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