コラム『野のはなとともに』

読みもの紹介

コープ自然派とオレンジコープはともに新しい福祉モデルを拡げていきます。オレンジコープの取組や歩みを笠原さん(オレンジコープ理事長)によるコラム『野のはなとともに』でお届けします。

福祉は幸福。障がい者福祉とは、障がいのある人が自ら望む生活を営むことができるよう支援することです。オレンジコープは、大阪府南部と和歌山市にまたがる地域で、高齢者と障がい者の福祉事業に取り組む生協です。

2026/1/19

第17回 馬を眺めながらの本格イタリアン 就労支援事業所 森の小径

 貝塚市にある「森の小径」は総面積が8ヘクタールの広さがある。ここは数年前まで大阪市の所有地、西淀川区一帯の大気汚染で病んだ子どもたちの避難先としての学校と病院があった。その後、裁判を経て公害対策が進んでからはどちらも閉鎖されて荒れ放題、幽霊スポット...

2026/1/12

第16回 大学キャンパスのレストラン 野のはなハウス

 第12回で紹介した分譲マンションは堺市に2棟と岸和田市に1棟を建設した。その内のひとつ堺市泉ヶ丘での説明会が終わった後、購入者だった山本研二郎さんから声をかけられた。聞いてみると彼は大阪市立大学の元学長でノーベル賞を取った山中伸弥氏は昔の教え子だと...

2026/1/5

第15回 障碍者の住まい グループホーム「野のはなの家」

 「マジックブルーム」で働く障碍者の住まいとして購入した戸建てがグループホーム「野のはなの家」。当初の条件だった歩いて通える距離にある団地の住宅が売りに出されたので購入した。入居者の第1号は山田高治君。彼は大阪府の運営する入所施設で暮らしながら「みの...

2025/12/19

第14回 障碍者の働く場 マジックブルーム

 社会福祉法人の設立後、すぐに取り組んだのが障碍者の働く場所と住まい作りでした。障碍者が地域で暮らしていくためには二つが歩いて行ける距離にあることが必須だと考えていました。銀行の支店長に相談したら有料老人ホームの建設で関係が深まっていたこともあって、...

2025/12/15

第13回 障碍者支援に向けた法人を設立 社会福祉法人 野のはな

 第1号の「みのり」が動き出した2001年、やり残した課題の解決に向けて歩み出しました。それは認知症の高齢者や障碍者への支援に向けた新しい法人の設立でした。この時期に障碍者への支援ができるのは社会福祉法人だけ。生協では手が出せなかったのです。しかし、...

2025/12/8

第12回 全国でたったひとつ 「住宅事業」ができる生協に

 型破りの老人ホーム「みのり」にはマスコミの取材が相次いだ。それに加えて組合員の「口コミ」もあって開設からずっと満室状態。空き室がでたら連絡してくれと言う人も現れた。そして「〇〇さんからここはいい所だと聞いて・・・」「こちらは寝たきりになっても追い出...

2025/12/1

第11回 型破りの老人ホーム ベースは最期まで暮らせる住まい

 「介護付き住宅みのり」は他の老人ホームとはかなり違った運営をしている。それは「施設」ではなく「住まい」として高齢者が最期まで暮らせる場を提供するという理事会の考えがベースになっているからだ。  具体的に列挙すると  つまり一般の老人ホームにあるもの...

2025/11/24

第10回 ついに建設へ 介護付き住宅みのり「みのり阪南」

 「終の住まい」の建設地を探し始めたのは介護保険法が成立した直後の1998年。あちこちの不動産業者に問い合わせたが、安くていい土地はなかなか見つからない。そこで思いついたのが「競売」だった。岸和田の裁判所でリストを見せてもらったら格安の物件が並んでい...

2025/11/17

第9回 今井澄さんと介護保険法の成立

 高度経済成長期を経た日本では急速に高齢化が進んでいった。それに対して社会的弱者や生活困窮者対象の「措置制度」による特別養護老人ホームや老人保健施設などはあったが、これではとても追いつかない。高齢者介護の社会保険化を目指して準備されたのが介護保険法だ...

2025/11/10

第8回 コシヒカリと石墨慶一郎博士

 長い間、日本のうるち米作付面積のトップを走り続ける(2020年産で全国の3分の1の作付量)「コシヒカリ」は、敗戦後すぐに再開された農林省の育種事業で育てられた米で「越南17号」の系統名を持つ。その育成に携わったのが福井農事改良実験所(後の福井県農業...

読みもの一覧