お知らせ

神戸市学校給食に関するアンケートへの回答

2021.10.19

コープ自然派兵庫では、子どもの一食がとても大切だと感じ、給食を良くしていくことを考え、取組んでいます。今年度は給食チームが3か所で立ち上がり、みなさんの関心の高さも実感しています。 議会へはたらきかけることや、学校の先生との懇談なども大事ですが、何より首長がビジョンをもってくれることが一番重要です。そこで今回の神戸市長選挙にあたり、候補者のみなさんにアンケートを取りました。5名全員がアンケートを受け入れてくださり、4名の回答を頂きました。

神戸市学校給食に関するアンケートへの回答のお願い 

神戸市長選挙に立候補されるみなさまに、学校給食に関してのアンケートをお送りしています。お忙しいところ恐縮ですが、ご一読の上、ご返送をお願いいたします。
コープ自然派は日本の環境保全型農業・水産業を応援し、食料自給率の向上を目指している生協であり、誰もが有機農産物を食べることができる社会を目指し、日本の農業の10%を有機農業に変える取り組みを進めています。9月末から宝塚市の1校へ有機たまねぎと有機じゃがいもの供給を開始しました。また、明石市でも有機食材を使った学校給食を目指す「幼小中学校の無添加を目指す請願書」が採択され、実現に向け意見交換会を行っています。
 神戸市の給食は、1日に83000食、年間1500万食にも上り、近隣との比較は難しいかと思いますが、学校給食を有機に変えていくことは地域の農と食を見直し、子どもたちへの食育で生きる力を養うことができる取り組みになると思います。また、食べることは生きることであり、給食は子どもたちの3食のうちの大切な一食で、安全な食事をとることが子どもたちの心身ともに健やかな成長につながります。そして、貧困問題が大きく取り上げられる昨今では、学校給食の果たす役割は大きく、学校給食に取り組むことは様々な社会問題解決の一歩につながるのではないかと考えます。
神戸市長としてご活躍される際には、地産地消や安全で優れた有機食材の給食を子どもたちに提供できるよう取り組んでいただけると、市民として大変嬉しいです。
つきましては、別紙のアンケートにお答えいただき、10月17日(日)までにご返送をお願いします。アンケートの結果は公表する予定です。どうぞよろしくお願いいたします。

(ご回答:緑字表示)

岡崎ふみのりさんのご回答
1.神戸市学校給食の地産地消について
• 満足している
• やや満足
☑ 不満

その理由を教えてください
神戸市は、学校給食の地産地消率や、国内産自給率の向上について、計画も目標も持っていないのが問題です。これでは生産者や栄養教諭や調理師さんなど現場で、食育の努力をされている方が報われません。明確な目標と年次計画を立てて、具体的な神戸市の施策に結び付けていくことが大切です。

また、地産地消率は何%にしたいですか?※現在19%
もちろん100%を目指します


2.神戸市学校給食の安全性(農薬基準)ついて
• 満足している
• やや満足
☑ 不満

その理由を教えてください
神戸市では、主食は年3回、副食はモニタリングで検査をしていますが、少なすぎます。他都市では無農薬 100%米を使用している給食もあります。農薬を使わない農地を広げる支援と一体に、検査基準を高く設定し、更なる安全性を強めることが求められています。

    
3.現在米飯給食は週3回ですが、望ましいのは何回ですか?
週 5 回原則を目指すのが望ましいです。朝や外食でのパンやパスタなど小麦ベースが増えています。こどもにとって食育の根幹の一つである学校給食で、しっかり米飯の役割を学ぶとともに、地産地消や食糧自給率向上の観点からも、そう思います。もちろん、国産オーガニックのパンや麺類なども、特色ある献立として、定期的に入れることで、多様性ともに、本当においしいパンや麺類にも触れることができるので、そういったことにも挑戦する、神戸の学校給食を目指してほしいです。

4.中学校給食について、4つの実施方法から望ましいと思われる方式は?
☑自校方式
• 民間デリバリー方式
• 給食センター方式
• 親子調理方式 

          
5.子どもたちの一食である学校給食への想いを聞かせてください
学校給食を通して行う食育は、地産地消や食糧自給の問題、農業と気候危機の問題、プラスチックなど環境問題を考えることにつながる大切な、学校教育の柱になるものです。自校調理方式は給食を適温で提供でき、衛生管理がしやすく、アレルギーや地産地消にあわせた独自のメニューにも対応できます。センター方式とくらべても栄養教諭をたくさん配置ができ学校ごとの食育の推進ができるなど,ほかの方式では変えられない多くの長所を持っています。なによりも、子ども達、保護者のみなさんの願いが、あたたかい学校調理で実施してほしいというものです。お金と命を天秤にかけるような冷たい市政はもうおわりにしましょう。願いに応え、予算を確保して、必ず実施する。これが市長の仕事です。岡崎ふみのりは、こどもたちや保護者、生産者の思いにこたえ、中学校給食は自校調理による、温かい給食に転換します。小学校給食も安全性を重視し、直営で正規の調理員をふやし、栄養教諭といったいになった食育を推進すべきです。

6.神戸市学校給食の展望を聞かせてください
神戸市は全国に先駆けて 1950 年に完全給食制度をスタートさせました。ですが、中学校給食の実施についてなかなか実施に踏み出しませんでした。そうしたなか、たくさんの保護者の方々や団体が声を挙げ、ついに中学校給食を実施しました。しかし、今の市政は「費用対効果」を理由に、安上がりの民間整備を優先させたため、安全基準違反での業者撤退による中断、さらには冷たい副食による利用率の低下と、問題が続いています。今の市長は、またもや「費用対効果」を理由に、民間工場とセンター方式の併用を採用し、自校調理の実施を
見送ろうとしています。ですが、子どもたちの思い、保護者の願いに応えた市民の運動は、とどめることはできません。貴団体のオー
ガニックなど安全で地産地消の学校給食を求める運動もあります。これからも食育の充実を求める声はひとがります。こうした願いや運動によって、かならず神戸市の学校給食も変わるし、変えていける確信しています。私もその先頭に立って頑張る決意です。


中川ちょうぞうさんのご回答
1.神戸市学校給食の地産地消について
• 満足している
• やや満足
☑ 不満

その理由を教えてください。
地産地消を進めることが地域の農林水産業を育て、子供たちの健やかな成長を支えるとともに、人々が太陽・大地・海の恵みを享受し、環境や自然の大切さを自覚し、そして食糧を生産・流通・販売してくれている全ての人達に感謝しながら、心豊かに幸せに生きる基盤になります。フードマイレージやフードロスなどを考えると、地産地消が望ましいのは明らかです。

また、地産地消率は何%にしたいですか? ※現在19%
神戸市内産に限定するなら 40%、隣接市町を含めれば 50%以上を目指します。

2.神戸市学校給食の安全性(農薬基準)ついて
• 満足している
• やや満足
☑ 不満

その理由を教えてください
私は、学校給食に限らず、食材全般の残留農薬や化学物質の規制基準の強化を公約に掲げています。

    
3.現在米飯給食は週3回ですが、望ましいのは何回ですか?
週 4 回さらには週 5 回が理想です。ただし、パン食を希望する児童生徒や保護者もいるので、神戸市内産または兵庫県内産の、有機無農薬の米粉や小麦粉で焼いたパン食も選択できる仕組みにします。言い換えれば、保護者や児童生徒が自己のアレルギーなども勘案しながら、ネットから喫食の注文ができる仕組み(アプリ)を導入し、全国初の「パーソナル給食」「カフェテリアメニュー」を実現する考えです。

4.中学校給食について、4つの実施方法から望ましいと思われる方式は?
自校方式
• 民間デリバリー方式
• 給食センター方式
• 親子調理方式           
それぞれの方式には一長一短があり、それをすぐに実現できる環境にあるかは学校ごとに置かれた条件が異なり、一概には言えません。児童生徒にとって最も良い方法を保護者の意見を十分に聞きながら、中学校の完全給食を早期に順次実現していきたいです。

5.子どもたちの一食である学校給食への想いを聞かせてください。
小さい頃から健全な食習慣を身に付け、栄養バランスの取れた安全で美味しい給食を摂ることが食育や人間形成にも役立ちます。地域で採れた旬の食材を、自然や農業者などに感謝しながら毎食いただくことが、子供たちに社会や人との繋がりを認識させ、食糧の生産・流通・飲食産業などに関わる人達への敬愛や感謝の気持ちを育みます。つまり、食を大切にすることが、地域社会や環境や自然を守ることになるし、自らの健康づくりにも役立ちます。
給食の予算を多少増やして行政支出が増えても、子供たちのアレルギーや偏食が減ったり、健康体に育つことのメリットの方が遥かに大きく、医療費などを含めたトータルな社会的コストでは、むしろオーガニックや無添加を目指す方が安くなると思われます。オーガニックそれ自体が目的ではなく、国産食材とくに地元産の野菜や肉魚を増やし、米飯にするかパン牛乳かは選択制とし、パンの場合は地元産小麦を使う。化学調味料ではなく天然の調味料を使うなど、長年続いた給食システムを変えるには、見識ある市長や教育長のリーダーシップが不可欠です。

6.神戸市学校給食の展望を聞かせてください
人口規模も財政規模も大きい政令市の神戸市長には広範な権限が付与されています。給食の分野でも先駆的な取り組みを実現し、全国の自治体に模範を示すべきです。私が神戸市長になれば、給食事業を時代に合わせてもっと合理的に運営する仕組みに変え、より安全で美味しい給食の実現を目指します。食育や「給食改革」の価値が分からない市長や教育長さらには議会に対し、いくら要望や請願をしても遅々と
して進みません。それより、明確な公約を掲げて戦いつづけている候補者を市長に当選させ、それを実行させる方が早いです。是非とも市民の皆さんのお力をお貸し下さい。


ときたかおりさんのご回答
1.神戸市学校給食の地産地消について
• 満足している
• やや満足
☑ 不満

その理由を教えてください。
冷凍野菜の使用が多く、地元産の使用が少ない

また、地産地消率は何%にしたいですか? ※現在19%
少なくとも50%くらいにできないか。兵庫県産まで含めて100%に近い地産地消が望ましい

2.神戸市学校給食の安全性(農薬基準)ついて
• 満足している
• やや満足
☑ 不満

その理由を教えてください
検査の頻度が少ない

    
3.現在米飯給食は週3回ですが、望ましいのは何回ですか?
5回

4.中学校給食について、4つの実施方法から望ましいと思われる方式は?
☑自校方式(理想)
• 民間デリバリー方式
• 給食センター方式
☑親子調理方式(現実的に最も良いと思う選択)           

5.子どもたちの一食である学校給食への想いを聞かせてください。
学校給食は小学校時代の楽しい思い出の一つです。長男が小学校卒業時に、人気学校給食のレシピ集をもらって帰ってきました。時々、いただいたレシピ集を参考に、家でも給食メニューを作ったりもしていました。親も、子が学校でどんな給食を食べているのかを知る良い機会となりました。また、いろいろな国のお料理が給食で提供されていることも知り、国際都市神戸らしい給食が実施されていることも分かりました。
今はコロナ禍で通常の形での給食の実施が難しい面はあります。しかし、給食の実施が、食べることの大切さや人と会食する楽しさ、健康を維持するうえで、栄養バランスの大切さを知る良い機会になっていると考えます。一方では、昨今、子どもたちの貧困は以前より、見えにくくなっていると思います。家庭の事情で、給食が命を支える食事となっている子どもも多くいると聞いています。学校給食がきっかけで、子どもたちの貧困を発見し子どもの貧困救済の道につなげることができれば良いのではないか、とも思っています。

6.神戸市学校給食の展望を聞かせてください
中学校の完全給食を実現します。当面のコロナ禍の間は、選択当校制の実施を前提に、給食をお弁当の形に詰めた「給食弁当」を小・中で配食したいと考えています。調理は小学校の給食室を利用し、中学分も親子リレー方式を参考に校区内の小学校で調理をしていただくことを考えています。校区内の数カ所で小・中あわせてお弁当の配食を行いたいと考えています。もちろん、小学校の調理師だけでは、調理・詰め合わせ、配食の人手が足りないので、飲食・観光業者への業務委託等を通じて、これらの業界への支援策の一つとしたいと考えています。
将来的には、朝食もパンと牛乳程度の簡易な給食の形を作りたいと考えています。食事が仕事のモチベーションに深く関係することは、一般企業でも広く知られているところであり、福利厚生の一環として社員食堂の充実に力を入れてる企業様も多いです。給食も子どもたちの学習へのモチベーションを高めるうえで、大切な事項と考えています。重点施策の一つである、子どもたちの教育の質の向上の一環として、給食実施に手厚く予算をあてて、整備をしていきたいと考えています。


◆酒谷敏生さんのご回答
1.神戸市学校給食の地産地消について
• 満足している
☑やや満足
•不満

その理由を教えてください。
西区等、農業地域を拡充し、完全なるオーガニックを安価で希望します。

また、地産地消率は何%にしたいですか? ※現在19%
100%

2.神戸市学校給食の安全性(農薬基準)ついて
• 満足している
☑やや満足
•不満

その理由を教えてください
種子法廃止等のあと、低価格不良商品も多く見ます。ですから神戸産、神戸完全消費を目指す!

    
3.現在米飯給食は週3回ですが、望ましいのは何回ですか?
日替わりで、だからそれでいいと思う

4.中学校給食について、4つの実施方法から望ましいと思われる方式は?
☑自校方式
• 民間デリバリー方式
• 給食センター方式
親子調理方式


5.子どもたちの一食である学校給食への想いを聞かせてください。
味はともかく、安全で完全に市内で全てが回るやり方、家庭では100%無農薬も無理ですから学校は確実にそして無料目指します。

6.神戸市学校給食の展望を聞かせてください
メニューは飽きのこない物を、全てにおいて安全又は安心に更に代金かからぬ学校様式は必ず神戸への移住効果につながると思う。もっと派手な打ち出しを。