組合員活動報告

オーガニックチョコレートを堪能♡
聞いて、味わってみましょう!

□開催日:2022.2.2(水)
□主催:商品委員会
□会場:コープ自然派兵庫 つどうスペースめぐる

1980年代から、日本で最初のフェアトレードを手掛けてきた第3世界ショップ。今回はバレンタイン時期に注目の高まるチョコレートについて、平田萌々子さんから、その取り組みや商品の特長をお聞きしました。
第3世界ショップは、社会の問題解決を事業で行おうと1985年に創業したプレス・オールターナティブが、その翌年から始めたフェアトレードでの屋号です。フェアトレードとは、「適正な価格」で「生産者から直接購入」し「継続的に取引」することで、生産者の生活水準の向上と自立をめざす「公正な貿易」のこと。フェアトレードを始めて見えてきたのは、貧困、過疎化だけでなく地域の伝統文化の衰退など、日本国内にも共通する課題でした。持続可能な農業を続ける生産者を応援したいと、「顔の見える関係」を大切に、生産者との信頼関係づくりを丁寧にされていることがわかりました。

●チョコレートの原料
第3世界ショップのチョコレートの特長は、カカオマス、カカオバター、粗糖・黒糖などにいたるまで有機のものであること、乳化剤な
どの添加物、植物油脂も使わないこと。乳化剤、植物油脂は原価が安く市販品にはよく使われていますが、第3世界ショップのチョコレー
トは、材料のコンチング(練り上げ)に72時間もの時間をかけることで、酸味の抜けた香り高いチョコレートに仕上げているそうです。

●物流、製造の工夫
市販品は生産から消費者に届くまでの間に、いくつもの加工業者、輸出入業者、商社などが介在しますが、第3世界ショップのチョコレートはいわば産直。生産者→第3世界ショップ→消費者のルートなので、余分なコストがかかりません。
有機栽培のカカオ(ドミニカ、ペルー)、バニラ(マダガスカル)、粗糖(パラグアイ)が、高品質なチョコレートを製造する技術をもつスイスに運ばれ製造されています。