組合員活動報告

いのちとくらしの映画祭with枝元なほみ講演会

2023.1.29

□開催日:2023.1.29(日)
□主催:いのちとくらしの映画祭実行委員会 
□会場:県民会館 けんみんホール 

今回で5回目となる“いのちとくらしの映画祭”を開催し、123名の方にご参加頂きました。

いのちとくらしの映画祭は、フードバンク関西、コープこうべ、市民デモHYOGO、熟年者ユニオン、地域でつくるこどもの居場所・はぐくみ、コープ自然派兵庫の6団体と個人賛同者で実行委員会を組織しています。
過去には子どもの貧困問題をテーマに湯浅誠さんや藤原辰史さんを講師にお迎えし、「ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ」や「パブリック 図書館の奇跡」など、講演と映画を通して知り・学び・考える、そして声をあげることの大切さを伝え続けています。

photo: Joss Barratt, Sixteen Films 2019

今年は、ケン・ローチ監督の映画「家族を想うとき」を上映後、枝元なほみさんに『みんなで支え合うお腹も心も満たせる「場」づくりへ』をテーマにご講演頂く予定でしたが、講師の体調不良で急遽プログラムを変更しました。地域で支援活動をされているウィメンズネット・こうべwacca、しんぐるまざあず・ふぉーらむ・関西・神戸ウエスト、NPO法人こどもサポートステーション・たねとしずく、NPO法人つなご、ビックイシュー日本の各団体と、実行委員会の活動紹介を行い、現場の生の声を聞かせて頂きました。コロナ禍で活動は縮小せざるを得ないが、貧困や孤立はより深刻化している、1人でも救いたい、そして現状を知ってほしい熱い想いが伝わり、この紹介をきっかけに新たなつながりが生まれました。
映画では社会の歪みが家族を想う心をも破壊し、すれ違いが問題を大きくして立ち行かなくなる。この社会情勢では誰もが陥る可能性があり決して他人事ではなく、懸命に家族を守ろうとするそれぞれの姿に胸が締め付けられました。
長引くコロナ禍に加え物価の高騰、もともと生活基盤が弱い人たちには深刻な影響を与えています。誰もが尊厳をもって生きられる社会にするには、私たちは何ができるのでしょうか。眼をそらさず、様々な困難や課題を知り、社会を変えることにつながる行動をとっていきます。映画祭も継続・拡げていくため、協賛団体を募集しています。ぜひ、一緒にいのちとくらしを守る活動をしていきましょう!