組合員活動報告

大学の先生に聞いてみよう。これからの教育や私たちの生活はどうなるの?

2020.12.9

◇開催日:2020年9月11日(金)
◇主 催:食べること(憲法連絡会)
◇会 場:しんらん交流館

愛知県立大学で教育学を教えていらっしゃる久保田先生に教育の歴史や必要性についてお話を伺いました。教育を保障しているのは憲法で、憲法と今を理解するために必要な歴史や日本国憲法の意味、憲法が「まっとうな教育」「権利としての教育」を規定しているから今の教育があるという事を教えていただきました。世界的に見て日本は教育にお金をかけていない。学校にソーシャルワーカーを置いて、1クラスの人数が多いのでもっと少なくした方がいい。とおっしゃっていました。憲法改正については、9条の第3項に「自衛隊」を加えると、法律には「後法は前法を破る」というルールがあり、新しく加えた言葉が大きく注目されてしまって、既存の文章の意味が薄れてしまうとの事でした。憲法改正についての議論をもっとすべきとおっしゃっていました。テレビなどの情報統制については、鋭敏な感覚で抗議の声を出して、いい作品を作った時には「イイネ」とメディアの支援をすることが大事だそうです。

参加者の感想では「コロナに限らず、恐怖は正常な判断を奪うので恐怖に負けないように知識をつけていきたい」「お話を聞けて良かった。何度も繰り返し聞いて行きたいです」等がありました。