あけましておめでとうございます。
今年もみなさまにとってしあわせな年となりますよう、心からお祈りいたします。

昨年は、新型コロナウイルス感染拡大に大きな影響を受けた1年でした。3月から非対面配送とイベントの一時中止が決まり、会議や組合員活動、組合員拡大でもオンラインを活用すべく試行錯誤がはじまりました。同時に、宅配需要の急激な高まりによりピッキングセンターも配送トラックも供給可能量を超え、一時は供給品目数を絞らざるを得なくなりました。その際にはご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした。また、山田専務理事の任期途中での辞任という不測の事態でもご心配をおかけしました。役職員にとっても試練の1年でしたが、全員が力を合わせて前向きに取り組み、滞りなく事業・活動を進めることができたことは自信につながりました。みなさまのご協力と応援のメッセージに、大きな力をいただきましたことに、改めて感謝申し上げます。

今年は、第6次中期計画のスタート、そしてセンター移転に向けての1年となります。ICA（国際協同組合同盟）による協同組合原則では、第7原則としてコミュニティへの関与が謳われています。生協はメンバーシップ型の共助組織ではありますが、その枠を超え地域に貢献することが求められています。コープ自然派奈良も組合員数が15000人を超え、事業や活動も進化のタイミングを迎えます。これまでの延長ではない新しい取り組みにも臆せずチャレンジし、コープ自然派奈良らしい温かくのびやかな人の輪を広げていければと考えています。規模が大きくなるほど透明性と開かれたコミュニケーションが大切になってきます。対話の先に私たちの理念の実現があることを肝に銘じ、ひとつひとつ丁寧に取り組んでいきます。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
 
生活協同組合コープ自然派奈良
理事長　上市佳織