組合員活動報告

5Gについて連続学習会

■開催日:10/1・10/15(木)
■場 所:オンライン 
■主 催:みらい委員会、オリーブの木

電磁波の中でも一番周波数帯の高い、電離放射線(いわゆる放射線)が遺伝子を傷つけあらゆる病気の引きがねになることは皆が知っていることですが、それより周波数帯の低い非電離放射線(一般的に言う電磁波)は遺伝子を傷つけないと言われてきましたが、そうでは無いということが最近の研究で解ってきているそうです。
5Gとは、第五世代移動通信システムのことで、その特徴は大きく3つ、①超高速(2時間の映画を3秒でダウンロード可能。4Gだと約5分)②超低遅延(ほぼリアルタイムで精微な動作も可能。4Gの10倍程度の精度)③多数同時接続可能(100万台/平方キロメートル。身の周りのあらゆる機器がネットに接続)。細かくみると、A:ミリ波など周波数帯が高い電波も使われる。B:電波の到達距離が短く、障害物にも弱いため基地局がたくさん必要。C:電波をビーム状に飛ばす。D:基地局が人の近くにある&わかり難い。E:総務省が推進している。とのことです。
5Gが普及すると私たちの日常的な電磁波被ばく量は現在と比べて2~3桁程度増えそうです。アメリカ大手通信ソフト会社TEOCOの副社長は、「他のシステムではできず5Gならできることは何かという問いに今のところ明確な回答はない。IoTにとって5Gは、必要条件ではない」と言われているそうです。
海外では、「市民はモルモットでは無い」と安全性が確認できるまで5G導入を見合わせる等、国や自治体で規制をしている国もあるそうですが、日本政府は、良い事ばかり盛んに推進をしています。
安全も確認されていない5Gが本当に必要なのでしょうか?
また、子どもの身体は未発達で、頭蓋骨も薄く水分量も多いため電磁波の影響を受けやすい。40年前に比べると約100000倍にも増えている環境中の電磁波。今の子供たちは、日常的にかなりの量の電磁波を浴びながら育っています。今年度奈良県内でも始まったGIGAスクールについて、今までは比較的電磁波の少ない環境であった学校で今後は常に高い量の電磁波を浴びることになり、子どもへの影響が懸念されます。使用しない時は、電源をOFFにするなど対策が必要なのでは?という話もありました。