組合員活動報告

シャプラニール- 市民による海外協力の会 ~バングラデシュで家事使用人として働く少女たち~

■開催日:2021年3月25日
■場 所:オンライン&コープ自然派会議室
■主 催:つながる委員会

今回は来年50周年を迎える「シャプラニール」のスタッフの高階さんにその活動についてのお話と、「バングラデシュで家事使用人として働く少女たち」のワークをしていただきました。シャプラニールでは書き損じはがきやCDなどを寄付しバングラデシュで家事使用人として働く少女たちやストリートチルドレンを支援する「ステナイ生活」や、フェアトレード販売のクラフトリンクなどの活動をしています。
ワークは2部に分かれ、ワーク1では写真を見て想像しようで「お盆を持つ少女」「洗濯物を洗う少女」の写真を見て「彼女は何歳?」「どんな仕事をしている?」「どんな暮らし?」など想像して発表しました。
ワーク2では資料の「ルビナを家事使用人として働きに出すかどうかの話し合い」についてルビナと彼女を取り巻く登場人物、ニタイ(父)、シャンティ(母)、ルビナ(女の子11歳)、アロム(仲買人)、カウサール(雇用主)、サイフル(小学校長)、マフザ(NGOスタッフ)の7人に参加者4名とスタッフ3名がそれぞれの役になりシナリオ(セリフ)を読んでロールプレイングをしました。それぞれの立場に立って考えてみる事でルビナが働きに出なければならなくなった背景が浮き彫りになりました。シャプラニールの支援センターではその様な境遇の少女たちに基本的な読み書きや衛生管理等の知識の習得、レクリエーションなどの支援を行っています。
以下、参加者の方の感想を抜粋いたします。「家事労働の場での実態は声を上げられない子供たちのために、もっと目を向けていかなければと思いました。」「とても学びになりました。参加者が少なくて残念でした。」
「私たちの考える正義と現地の方のものは決して同じではなく取り組みにもご苦労があると思います。また、ステナイ生活への参加やクラフトリンクの利用も続けていきたいです。」ご参加ありがとうございます。