組合員活動報告

コープ自然派シネマなら 4月上映会 ZAN 〜ジュゴンが姿を見せるとき〜

■開催日:2021年4月29日
■場 所:オンライン&コープ自然派会議室
■主 催:理事会シネモプロジェクトチーム

辺野古近くに生息している絶滅危惧種のジュゴンを探す旅。主題にもなっている「ZAN」とは、沖縄の言葉でジュゴンの事です。3500年前から人間との関わりがあり、戦後の食料難で命を繋ぐために食されていた歴史もありますが、平和のための神とし、辺野古はジュゴンの城・竜宮と言われているそうです。
1996年普天間基地の代替施設として辺野古移設案が上がり、長い間沖縄の人たちは振りまわされてきました。条件付き容認の人もいますが、本心では子どもや孫に基地を残したい人はいないという話が印象的でした。
争いのために壊わそうとしている、ジュゴンが暮らすこの美しい海と共に人間がどう生きていくのか、本土の私たちも自分ごととして考えたいと思いました。

参加された方の感想をご紹介します。
沖縄に長らく住んでいたので懐かしく拝見しました。提示されている問題は重いものなのに、語り口やもの悲しいけど優しい沖縄音階、波の音が、リーフを歩いた情景などを思い出させて、心地よくなってしまってちょっと罪悪感を覚えました。沖縄に凝縮されている問題は、実は、自分たちがそれぞれ抱えている問題でもあると思います。戦闘機のスクランブル発進やオスプレイの嫌な音がもたらす不快感も、また、沖縄の森の恵みの雨の心地よさも、沖縄の人の温かみも悲しみも、本土の人間が沖縄に住んでみて初めて分かったことでした。 興味ある企画に参加させていただき、有り難うございました。

人が生きていくために、今何を大事にしないといけないのか深く考えさせられました。経済のために、体面を守るために取り返しのつかない間違いを起こさないように行動しなくてはと思いました。自分が暮らす場所でなくても、人と自然が生きる場所を守っていかなくてはいけないと強く感じています。このような機会を与えていただいてありがとうございました。