組合員活動報告

自然派シネマなら6月度上映会「ポバティ・インクあなたの寄付の不都合な真実」

■開催日:2021年6月23日
■場 所:オンライン開催
■主 催:理事会シネモプロジェクトチーム

この映画は、20ケ国、200人にわたるインタビューから構成されています。
エチオピア飢饉へのチャリティー、2011年ハイチ地震への支援、発展途上と言われるアジア、アフリカ、中南米諸国への寄付は数十億ドルにものぼるビッグビジネスになっている。被害が収束しても3年、4年にわたって食糧援助が続く。食料が余り現地は生産性を失い、失業者であふれかえる。
大地震以降、NGOから送られてくる無料のパネルに競争力を失ってしまったと語るハイチの太陽光パネル生産者。ケニアでは1980~90年代に欧米から送られて来る支援の古着であふれかえり、国産のシャツは売れなくなったと話すブランド戦略家。経済的困難から養護院に預けられ養子縁組で米国へ渡る子供。靴を一足購入するごとに途上国の子供に1足おくる「トムスシューズ」。
良かれと思い、している援助が実は現地の自立や生産性を奪っているという真実。
被援助国のリーダーたちは訴えています。必要なのは「平等な貿易と法制度」であると。
以下、参加者からの感想を抜粋させて頂きます。ご参加ありがとうございます。

・JAⅠCA(国際協力機構)でも支援について共同で作り上げる、学びあうという言葉を入れることが普通になってきました。
・対等な関係で応援するためにフェアトレードの商品を購入したいと思います。
・貧困問題は途上国だけでなく国内にもあることなので、援助の方法など考えさせられました。
・私が何か変だと感じていたことを、変えようとしている人たちがいるのを知って勇気つけられました。