組合員活動報告

WEB 発達障がいに関する疑問や悩みをみんなで語ろう

■開催日:2021年8月25日
■場 所:オンライン(zoom)
■主 催:すくすく

今回は、2回目のイベント開催で初めてZOOMで行いました。
参加された方は4名で、皆さん初参加の方々でした。
 イベントの内容
①公益財団法人子どもの発達科学研究所 主催による学習障害についてのセミナーをスタッフが受講し、その情報提供を行いました。
学習障害は脳の機能障がい。子どもの努力不足や勉強嫌いだからではない。日本の支援の現状は他の子との差が出て本人が自己肯定感を下げてからの個々への支援がスタートである。しかし、海外のように、すべての子に質の良い授業を提供し、自己肯定感を下げる以前の幼児期から行う予防的支援が望ましいということでした。
セミナーで学んだ、子ども自身が学校で感じている心境や、学習障害を抱えている子によく見られる行動、不安のある子どもに支援者がすべき介入方法などを情報提供させてもらいました。内容も家庭でも気付ける具体的な子どもの行動や、関わり方でしたので、今回イベントに参加された保護者の方に少しでも参考にしていただけたらと思います。
②座談会では、お互いが悩んでいることなどをお話していただきました。
主に就学に向けて、支援級を選ぶべきか、通常クラスで支援をつけてもらうか、その際の子どもへの支援方法の違いや、子どもに対する周りの目などを心配されていました。
就学後のお子さんを持つ方が多く、入学後の子どもの様子などもお話を聞かせてもらうことができ、参考になるお話ばかりでした。

 行政の実情として、予算的にも人材的にも支援の手が足りていない事もあり、全ての子が最適な支援を選択できないことが課題としてあります。そんな中でも、ご自身のお子さんにとってより良い支援の道を選択していけるための体験談や、ご家庭で関わる中でのさまざまな悩みが少しでも和らげるような情報提供ができるように、今後チームとして活動していきたいと思います。
 発達障害と診断されておられなくても、ご自身のお子さんやお孫さんのことで気がかりなことがあり、皆さんのお話をお聞きしたいなどでの参加も歓迎いたします。