組合員活動報告

はならぁとサステナブル講座⑤ できることを考えよう シャプラニール活動お話&「ノクシカタ」刺しゅう体験会

■開催日:2022年2月27日
■場 所:天理本道り商店街 旧天恵堂 電気店
■主 催:理事会(つながる)

天理市で行われた「はならぁと2021」のサスティナブル講座として「 シャプラニール活動お話&「ノクシカタ」刺しゅう体験会」を開催しました。当日はオンラインでシャプラニール=市民による海外協力の会の長瀬桃子さんにお繋ぎし、お話を伺いました。
シャプラニールはバングラデシュとネパールで社会のさまざまな制度や仕組から「取り残された人々」を支援しています。具体的には、家事使用人として働く少女たちのために支援センターを運営し、基本的な読み書きや生活改善に必要な知識の習得を支援し、少女たちの現状を広く社会へ訴えることで、児童労働の根本的な解決を目指しています。世界には約1億6000万人の子供たちが働かなければ生活が出来ないと言われています。子どもたちが働かない社会を作るには社会全体を変える働き方が必要だと長瀬さんは訴えます。
そして、毎年のように洪水が起こるような地域において、住民が集落全体で防災地図・災害管理計画を作り、行政の政策にも反映されることを目指しています。また、住民たちが洪水から身を守るために必要な堤防作りなどを支援する活動も行っています。
シャプラニールはフェアトレードブランド、クラフトリンクの運営も行っています。洪水に見舞われた農村の復興の一環として麻(ジュート)の販売を始めたのがきっかけだそうです。女性がなかなか社会に出ることがなかったのですが、物作りを通じて社会に出ていくことができ、伝統や文化、人々の暮らしぶりなどを日本で伝えられる活動になっています。
長瀬さんからお話を伺ったあと、クラフトリンクでもポーチなどが販売されているノクシカタ刺繍を体験しました。母から子へ代々引き継がれているノクシカタを長瀬さんからレクチャーしていただき参加者皆さん、集中して黙々と行っていました。フェアトレード商品を購入したり、シャプラニール活動を支援したり、私たちにも身近に出来ることがあるんだと知りました。
コープ自然派では毎年「ステナイ生活キャンペーン」を行っています。はがきや本、CDなどを寄付し、寄付された物品は買取業者で換金し、シャプラニールの活動に生かされます。
身近なことから少しずつ…。何かできることを考えるきっかけになったイベントでした。