組合員活動報告

ちえさんと一緒にみんなで作ろう!手づくりテンペ

■開催日:2022年8月6日
■場 所:郡山三の丸会館調理室
■主 催:理事会(ふうど)

インドネシア在住歴20年の前田智恵子さん(ちえさん)を講師に、大豆の発酵食品テンペ作りと、伝統的飲料のJAMU(ジャムウ)のワークショップを開催しました。最初に導入として、インドネシアの概要、テンペとはどういう食べ物か、市場で売られている様子などのお話を聞きました。会場とバリ島をオンラインでつなぎ、ちえさんの友人で発酵や微生物の研究者アンディカさんと交流もしました。
作業自体はシンプルで、蒸した大豆の皮をむき、水分を飛ばしてからテンペ菌をまぶして密閉袋に入れたら、あとは菌の力におまかせ。夏場は1~2日で白い菌糸が大豆を覆ってテンペになります。JAMUは、中部ジャワ発祥の伝統的に飲まれている漢方ドリンクのようなもので、天然素材を組み合わせ、症状に合わせて作ります。今回はウコン、タマリンド、砂糖を合わせた美容ドリンクを作って飲んでみました。
意外にすっきり飲みやすく、身体に良さそうな味わいでした。作業後はテンペの試食タイム。自然派奈良の産直米「大和ひみこ米」とお漬物と一緒に、塩を効かせて揚げ焼きにしたテンペをいただきました。納豆のようなクセもなく、香ばしくてつい手が伸びてしまう美味しさです。最近は発酵食品ブームやお肉の代わりのヴィーガン食材の一つとして、日本でもテンペが手に入りやすくなっているそうです。人数は少なめでしたが、アットホームな雰囲気の中、ちえさんの知識豊富な盛りだくさんのお話を通して、インドネシアの食文化への興味も増し、充実の時間を過ごすことができました。