組合員活動報告

山田征さんのお話会 ~自然エネルギーのホントのこと~

2022.10.5

■開催日:2022年10月5日
■場 所:はぐくみセンター 会議室
■主 催:オリーブの木・カラフル

再エネは原発と同じく多額の国費が投入されている国策。電気の基本を知らないと耳障りの良い言葉に騙される。電気は保存が出来ない為、発電と使用量が同時同量でなければならない。ソーラーや風車は、天候で発電量が変化するので出力調整できない。瞬時に出力調整ができる火力(ガス、石油)によるバックアップが必須。そして原発同様、外部電源がないと機能しない。材料は全て輸入で、鉱物の精錬・製造・リサイクル時等に、大量の火力を消費する。火力発電を減らすどころか逆に増やす結果になる。二酸化炭素は生き物にとって必要なもの。
海の海草は二酸化炭素を吸収して酸素を出すが、近年海草が激減し海の砂漠化が問題。
再エネを増やすほど、環境を破壊し異常気象を起こし、危険な廃棄物を大量に出すことになる。そのツケは全てこれからの子ども達、人々に回すことになってしまう。気づいた人から立ち止まり、節度ある行動をすることが大切。と山田さんは話されました。
アンケートでは、「良いと思っていた事が、根底から覆りました。なんて人間は愚かな行動をしているのかと感じた」「電気を使うようになったことで生活は楽になったが、幸せになったか?は考えさせられる」「私達は環境負荷をかけずに電気を使うことは出来ない。進化や新しいものばかりに目を向けずに、地に足をつけて、今あるものに対してはじめから終わりまで、広い視野で判断しないといけないと思った」「電気の使い方、自分の暮らし方についてを考え直したい」等。新センターのソーラー設置に関しては、反対意見が多数で、「デメリットの方が心配、一旦見送り保留にしてはどうか」「表面だけのエコではなくて、真に地球のことを考えて設置を思いとどまっていただきたい」「単に設置にyes・noだけではなく、環境の事を考える者同士、一緒に環境を良くしていくという視点に立って話し合いが必要ではないか」等の意見がありました。