組合員活動報告

7/4 オーガニック卵のひみつを知ろう!  〜オーガニック×アニマルウェルフェア×卵〜

2022.9.12

[報告] ■京阪ブロック

「PHF平飼い卵とどう違うの?」「オーガニック卵って、良いのはわかるけど高いよー」と思っていますか?今回、旭商事の山根さんにお話を伺いオーガニック卵のひみつがわかりました!
構想から1年強を費やし、2018年2月、日本では3番目となる有機JAS認証を取得されました。しかし、オーガニック卵は結構な値段がします。その理由は…卵価格の約65%は飼料代金であること(しかもPHFの4倍の価格!)、有機飼料を製造する会社は国内に1社しかないこと、有機JAS認証を取得するにあたり毎年高額な経費がかかることなどがあげられます。それゆえどうしても高額になってしまうのです。それなのに山根さんがなぜオーガニック畜産に取り組むのか?それは、①有機の飼料で育てれば、農薬や薬剤に汚染されない土壌が増えて人や環境に優しいこと、②動物福祉を優先して飼育すれば、家畜をストレスから解放できて畜産動物に優しいこと。それが我々の持続可能な社会へと繋がる!と考えておられるからです。

自分の利益だけを追求せず、目指す社会の在り方に目を向けて生産されている姿が本当に素敵だなと思いました。このような考えの生産者が日本にもっと増えてほしいです。そして私たちができることは、食べて応援すること。毎回は難しくても時々はできるだろうと。目指す社会は同じなので。皆熱心に聞き入っており、たっぷりあった質疑応答の時間も終了時間を過ぎるくらい活発になりました。動画からは鶏さんの日常がよくわかり、また鶏さんの裏話なども聞け、とっても楽しく充実した時間でした。山根さんもどんな質問でも答えていただき、とても楽しそうにお話しされていたのが印象的でした。