コープ自然派では、豊かな海を次世代に渡していくため、漁法はもちろん、水産資源や環境に配慮した水産品を優先しています。

コープ自然派の水産品のこだわり

  • 国内で水揚げした「天然もの」が基本!

    国産の天然魚を中心に、水揚げ地がはっきりした水産物を優先しています。

  • 「養殖もの」は安全が確認できるものだけ!

    天然ものの漁獲が極めて少ないうなぎやエビなどは、環境と安全性に配慮した方法で養殖されたものを取り扱います。

  • 海の恵みを大切に、漁法にも配慮

    持続可能な漁法や積極的な資源管理を行っている漁業者との連携を強めます。
    ※写真:森を育て、海を守る活動を行う雄武漁業協同組合の取組

  • 鮮度を保つための食品添加物は不使用

    鮮度のよい原料を使い、素材の良さで勝負!酸化防止剤やpH調整剤などの食品添加物は使用しません(ポスティ基準)。

国内で水揚げした「天然もの」が基本!

コープ自然派の水産物は「天然もの」が基本!

四方を海に囲まれた日本は、古くから豊かな魚食文化を築いてきました。
しかし、今や日本の海産物の4割以上を輸入に頼る上、日本の水産業は漁業者の減少、魚離れ、乱獲による水産資源の枯渇など多くの問題を抱えています。
コープ自然派では日本の水産業を守るために、国産の天然魚を中心に、水揚げ地がはっきりした水産物を取り扱う他、水産資源の持続可能な利用を目指し、網目の大きさ、漁法に配慮したものを優先しています。

※うなぎ・かき・えび・わかめを除く

森・川・海のつながりを大切にした豊かな海づくり

森・川・海のつながりを大切にした豊かな海づくり

山の樹木から落ちた葉や、森に含まれる多くのミネラル等が、水や地下水に溶けて川から海に流れ、それを食べるプランクトンが活性化することで海の生態系は豊かに。

海の漁場環境を守るためには、海だけでなく、森の保全も欠かせません。


産地での取組(一例)


雄武漁業協同組合(北海道)


雄武漁業協同組合では、秋鮭のふ化事業、帆立稚貝の放流等、早くから「つくり育てる漁業」に着目。森の環境を整えることで、川が豊かになり、それがオホーツクの海を豊かにすることと考え、漁場の環境保全のための植樹運動や、魚をとりすぎないための資源管理も行っています。




津名漁業協同組合(兵庫県・淡路島)


1年間通して降水量が比較的少なく、川が少ない兵庫県淡路島では、ため池を作って農業用水を確保してきました。安定的な水源の確保ができるようになった現在、ため池の必要性が求められたのは「海」。ため池の堆積土には、栄養分が豊富に含まれています。津名漁業協同組合では、ため池で一定量のプランクトンを発生させ、人工的に海に流す活動を行うことで、えさ場をつくり、漁港の漁獲量の増加につなげる取組を進めています。

環境と安全性に配慮した養殖

水産資源の管理・保全が国際社会全体の課題となる中、養殖はそれらを補うことがしばしば期待されます。しかし、養殖方法によっては、過密養殖による抗生物質などの多用、養殖場からの排水・廃棄物による海洋汚染等、さまざまな問題を抱えます。

コープ自然派で取り扱う養殖の水産物は天然での確保が難しいもののみ。
養殖水産物は養殖環境と安全性を確認した上で取り扱いをしています。



産地での取組(一例)


四万十川のうなぎ蒲焼(高知:加持養鰻場)


四万十川河口付近の汽水域で獲れたシラスウナギ(稚魚)のみを、抗生物質などの薬品を一切使わずに育てています。特徴は、密飼いをせずによく運動をさせ、うなぎにとって最良の環境を作っていること。だから「より天然に近い」固めの皮と引き締まった厚い身を持った健康な鰻が育ちます。
また、環境汚染に繋がらないよう、飼育水は直接川に流すのではなく、沈殿濾過させてから排出する事により、四万十川とその流域の自然環境を守るよう努めており、飼育水が流れ出る一帯でも、夏にはたくさんのホタルが飛び交います。

  • 四万十川

    日本最後の清流とも呼ばれる四万十川

  • 四万十川の支流

    四万十川の支流

  • 養鰻場

    養鰻場



えび

コープ自然派では天然えびか、自然発生したプランクトンを主なえさとし、池の水の管理は潮の干満を利用した限りなく天然に近い状態で育てた「粗放養殖」のえびのみを取り扱っています(ポスティ基準)。

より自然に近い養殖「粗放養殖」って?

えびの養殖方法は大きく分けて、「集約養殖」と「粗放(そほう)養殖」の2種類あります。

一般的に、輸入えびの多くは「集約養殖」によるもの。「集約養殖」は、整地されたせまい池で多くのえびを飼い、人工飼料によって短期間に大量生産する方法で、人工飼料による水や土壌の汚染、病気の発生を抑制するために抗生物質を使うなど、さまざまな環境問題を引き起こしていることが指摘されています。

「粗放養殖」の養殖池

【数字で見る集約養殖と粗放養殖の違い(一例)】

養殖
方法
集約養殖
(一例)
粗放養殖
(インドネシア
北カリマンタン州
タラカン地区)
養殖地の面積1ha程度5~25ha程度
養殖
密度
約100~150尾/m2約1~2尾/m2
給餌ありなし
(自然のプランクトンや水草などを
食べる)
投薬ありなし

コープ自然派では、天然えびか、「粗放養殖」のえびのみを取り扱っています(ポスティ基準)

「粗放養殖」は、密度をおさえて、限りなく自然に近い状態でえびを育てる養殖方法。河口付近の養殖池で潮の満ち引きを利用しながら水を循環させ、えびのえさとなるプランクトンを養殖池に取り入れるので、人工飼料も、抗生物質の使用に頼る必要がありません。



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