組合員活動報告

【徳島】コープ自然派のスイーツ試食会&「ボルネオ事件」上映会

2020.12.21

12月7日(月)、コープ自然派しこく 徳島センター会議室にて開催しました。組合員9名と組合員外1名と子ども1名が参加しました。

DVDは「環境活動家ブルーノ氏の失そう~」というショッキングな話から始まりました。ボルネオ島サラワクは世界で最も速く森林が失われている場所のひとつです。森林を守るべき州政府が1980年代からワイロを受け取って森林を売り飛ばし、タイブ首相の私腹を肥やしていました。先住民やマレーシアの人々には説明や還元もありませんでした。

その後州政府はダム12基を建てると決めたときも、先住民には説明もせず、退去するかどうかも知らされずに決行されてしまいました。作中の「木材を運ぶトラックの排気ガスが悪魔のツノに見える」との言葉が印象的でした。

ブルーノ氏の意志を受け継いだ環境活動家の人々が、タイブ氏一族の資産を調べたり森の現状を世界に発信する活動を行いました。その結果、33年続いたタイブ氏の独裁政治を終わらせることができました。

森林伐採は遠い国の話ではなく、日本も深く関わっていることがわかりました。私たちも知って発信することが大事だと思いました。意識の高い参加者の方も多く、上映後に活発な意見交換ができました。

◎参加された方の感想の一部です◎

  • 日本でもたくさん使われているパームオイルが貴重な熱帯雨林の破壊によって作られていることが詳しくわかり良かったです。
  • 関心のある問題で、日本でも数十年前から全く同じことが起こっています。正しい環境教育が重要だと感じます。
  • 熱帯雨林が破壊される政治的な構図がよくわかる映画でした。地球温暖化と深く結びついていると思います。ダム建設で人や動物がすむ場所を追われていること。熱帯雨林がパームヤシの農場に変わってしまうこと。世界が危機的な状況にあります。