組合員活動報告

【えひめ】 あいがも農法の徳田さんの田んぼの近況報告

2020.7.6

毎年恒例の徳田さんの田んぼで田植え体験が、今年はコロナウイルス感染拡大防止のため中止となり、

とても残念でしたが、6月中旬、徳田さんの手で無事田植えが終わったそうです。

真っ青な空の下、緑の山々をバックに子どもたちの声が響く田植え作業が、来年はできますように!

そんな光景を想像しながら、きれいに田植えされた現在の田んぼの写真をご覧ください。

合鴨は7月中旬以降から田んぼに入り、お仕事開始の予定です。

徳田さんがあいがも農法を始めたきっかけ

定年をする数年前から両親の農作業の手伝いをはじめ、定年をきっかけに本格的に農業を始められました。農業に携わって20年くらいになります。

当初は農薬を使っていましたが、徳田さん自身が化学物質過敏症で、殺ダニ剤を使うたびに、吐き気で眠れない日々を送り、このまま農薬を使っていたら命が危険だと感じ、農薬を使わない方法を探し始めます。

伊予市出身で自然農法の提唱者として有名な福岡正信さんの所にお話しを聞きに行ったり、「合鴨ばんざい」の著者 古川隆雄さんとは電話でやり取りをしたり、その中で、古川さんは九州大学大学院で学び、徳田さんは愛媛大学大学院を卒業と、同じように修士課程で学んでいるというところにも共感し、親交を深めます。

その出会いが、現在のあいがも農法の田んぼへとつながり、いろいろ工夫をしながら年月を重ね、合鴨が働いてくれて除草剤がいらない状況まできてやっていけると自信がつき、現在に至るそうです。

実は徳田さんは、愛媛大学大学院で有機合成を専門に研究されていたそうで、化学物質の事や農薬がいかに良くないものなのかなど、専門の知識をお持ちです。

日本が一番農薬を使っているのは恥ずかしいし、悲しい!!と、いつもは温厚な徳田さんの声が荒げ、ホントそうですよね!!と電話越しに興奮してしまいました。

蜂がいなくなり、てんとう虫がいなくなり、この愛媛県でも環境破壊が起こっているのが現状です。

自然に作っていたらバランスがよくなる。

人間が悪いことをするから害虫が大発生したりする。

自然に一番いいバランスで作っていたら人間にも悪い面が出ない。

みんなの健康を願って、人類のため、地球のために。とおっしゃる徳田さん。

農薬を使用しない農業に信念を持つ徳田さんの言葉が、心に響きます。

安心して食べられることがどんなに幸せか、こうやって大事に育ててくださっていることに感謝して、私たちも大切にいただかなくてはと改めて思いました。

徳田さんの黒米

自家採種した黒米を使用し、60度で10分間除菌消毒をします。

もちろん農薬などは使いませんので、収穫するまで消毒らしきことはこれだけです。

その黒米を蒔き、芽が出たら苗床におろして、水を張り湿らせ、苗に成長するのを待ちます。

今年はだいたい1ヶ月ほどで苗に育ったようです。

徳田さんの黒米の購入方法

徳田さんの黒米は、

別チラシ コープ自然派しこく オリジナル企画 愛媛県産直コーナーに掲載されています。

白米に少し混ぜて炊くと自然の色見のお赤飯のようになります(^^)/