組合員活動報告

【オリーブ】パタゴニア学習会 〜アウトドアだけじゃない!地球を救う食の提案はじめました☆〜 イベント報告

2021.12.16

9月28日、くらす委員会による「パタゴニア学習会〜アウトドアだけじゃない!地球を救う食の提案はじめました☆〜」をオンライン(zoom)にて開催しました。

総勢27名の方にご参加いただき、パタゴニアからは近藤様・黒川様のお二方がご参加くださいました。  

パタゴニアは世界的に有名なアウトドア衣料のメーカーですが、70~80年代の高度経済成長期に、ビジネスが加速すればするほど自分たちが恩恵を受けている自然が破壊されるという現実に直面し、その後一貫してオーガニック・フェアトレードのコットンにこだわってきました。  

パタゴニアのビールに使われているカーンザ:少量の水でも生育する多年生の小麦で、耕したり植え替えたりする必要がなく、深く根を張ることで大量の炭素を土壌に固定します。  

しかし、人間活動による気候危機はさらに加速し、環境への影響をゼロに近づけるだけでは到底間に合わなくなりました。ビジネスを持続可能にするためにはCO2の排出を抑え、再生可能エネルギーへの転換を進めた上で、さらに炭素を土に戻す、リジェネラティブ(再生型)・オーガニック農業を拡大支援することが必須です。

なぜなら、土壌には大気の2倍、陸上植生の3倍の炭素を貯蔵する力があるからです。解決策は土にある・・・それが、パタゴニアが食にこだわる理由です。『故郷である地球を救うためにビジネスを営む。』というミッションを掲げるパタゴニアの本気度が伝わってくる有意義な学習会でした。 皆様もぜひ、地球を救うパタゴニアの食を体験してみてください。

<参加者のアンケートより>

・食事は環境危機の解決を可能にする。1日3度の投票権という考え方に新しい発見しました!

・解決策は土にある!!の言葉に重みを感じました。今は土に栄養がないとよく聞きます。 生産者の方々の意識が変わると共に、消費者の考え方、価値観を変えていかないと・・・と思いました。