組合員活動報告

【えひめ】2021フェスタvol.1 報告

2022.1.27

2021年11月21日(日)コープ自然派しこく えひめセンター「2021フェスタvol.1~食べたものが私をつくる~食と農のこれからを考えよう」と題し、リアル&オンライン講演会をNPО法人西条自然学校の山本貴仁さんと菌ちゃん先生・吉田俊道さんの豪華2本立てで行いました。

組合員45名、組合員外13名、スタッフ10名の参加がありました。

前半の山本貴仁さんは、黒米の生産者である伊予市の徳田さんの田んぼの生き物調査を軸に、これまでずっと観察してきた愛媛の生き物たちの事を詳しく解説してくれました。ある時期に特定の生物の数が大きく変化するのはいろいろな要因がある事。人が管理するので、同じ田んぼでも毎年の生き物の比較をするのは難しいこと。それでも徳田さんの有機栽培の田んぼと慣行農法の田んぼの生き物の種類の差は歴然で、畦に除草剤を使うと田んぼの中の水中生物も明らかに少なくなることなどを教えていただきました。水田はお米を生産する場所であり愛媛県最大の湿地なので、お米を食べて水田を維持することは、生き物たちを守ることに繋がるのだとのお話に大きく頷きました。
(※NPО法人西条自然学校はコープ自然派しこくの認定NPОです。)

菌ちゃん先生・吉田俊道さんは熱量高っ!でした。有機栽培で農薬を使わなくても野菜に虫がこないのは何故か?!元気な土から育った野菜には、自分で自分を守る作用があること。土が発酵状態だと栽培される野菜の栄養価がどれほど違うのかも詳しく解説いただきました。そんなにすごい土や野菜を作るのに使うのは草や生ゴミだなんて素敵過ぎるお話でした!土壌菌が元気な土で育った野菜は、その野菜を食べる人の免疫力も高める。今の時代に大切なことをいろいろデータをもとにお話しされたのですが、さすがいきいき菌ちゃん野菜を食べることは人も元気いっぱいにするのだと、まさにエネルギッシュな吉田俊道さんが体現していました。

参加者の皆さんからも、お二人ともとても分かりやすいお話で、まだまだ聞きたいことがあるので是非、また講演会を企画して欲しいとの感想をいただきました。

2022年1月22日開催のフェスタ第2弾食べたものが私をつくる「千葉県いすみ市はどうやって学校給食を有機米100%にしたのか?! 鮫田に聞いてみよう♪」についても後日、ご報告いたします。

                                 フェスタ実行委員会