遺伝子組み換え(GM)に関するマーク

健康や環境への影響も明らかになってきた遺伝子組み換え食品。日本ではトウモロコシや大豆、ナタネなど8つの農産物とそれを原材料とする豆腐、納豆、みそなど33の加工食品以外には表示義務がなく、知らないうちに口にしている可能性があります。コープ自然派では可能な限りこれらを排除し、次のように使用状況を示しています。

農薬使用状況のマーク

コープ自然派の野菜・果物づくりは農薬や化学肥料を可能な限り使わない栽培が基本。2020年度ではお届けした青果の60%以上が有機・無農薬です。また、近年ミツバチの大量死の原因ともされ世界中で使用規制が広がるネオニコ農薬についても生産者と学習会を重ね、排除に取り組んでいます。

グリホサート不使用マーク

グリホサートは世界中で最も使われている除草剤の主成分です。世界では規制強化が進んでおり、最近の研究では発がん性など健康被害を指摘するものが発表されています。しかし、日本の一部地域では、収穫前の大豆にグリホサートが使用されています。

コープ自然派では2020年より、豆腐・納豆に限り、有機JAS認証や栽培履歴で不使用が確認された商品にグリホサート不使用マークを表示しています。

有機JAS認証または栽培履歴「不使用」を確認できた商品。

定期的な残留農薬検査も実施しています

グリホサート不使用の確認が難しいものについて残留農薬検査を実施しています。もし検出された場合は一旦お届けを中止し、大豆産地の変更など生産者と協議します。そして不検出が確認されてからお届けを再開します。

オーガニックマーク

有機農産物と有機畜産物、そしてそれらの加工食品で有機JAS認証を受けた商品には有機JASマークが付けられます。これは国の機関で認証を受けなければ表示することはできません。しかし、認証を受けていなくても有機原料を取り入れた商品や、今後その割合の増加を目指している商品があります。

コープ自然派では、オーガニック原料を一定割合以上(※)使用する商品に「100%」、「95%以上」、「70%以上」の3種類のマークを表示してきました。そしてオーガニック原料の利用を拡げるため「50%以上」マークが29号から仲間入り。各商品の取組の状況にぜひ注目してみてください。

※水と塩を除いた原料の使用割合で計算しています。