お知らせ

種子条例の制定を求める署名提出報告

2021.10.3

コープ自然派奈良では、奈良県農民連、新日本婦人の会奈良県本部、生活クラブ生活協同組合とともに、奈良県に種子条例の制定を求める運動を行っています。

2020年3月~8月奈良県議会議長宛「主要農作物の種子の安定供給に関する県条例の制定を求める署名」の署名活動を行い、1902筆の署名を、2020年12月15日に山本進章奈良県議会議長に提出しました。

県議会での質問に対して荒井知事は「『奈良県豊かな食と農の振興に関する条例の基本計画』の中に明示したので、独立した条例は必要ない」との見解を示しています。しかし、この基本計画には、種子の安定供給についての記述は見受けられません。そのため、今のような安定した供給が今後も保証されていくのか、不安が残ります。

そこで改めて、2021年3月~8月奈良県知事宛「主要農作物の種子の安定供給に関する県条例の制定を求める署名」の署名活動を行い、3,231筆の署名を、2021年9月14日に奈良県食と農の振興部農業水産振興課田中良宏課長に提出しました。

ご一緒くださったみなさまからは「農業は斜陽産業ではない」「奈良をブランド化するなら、子どもたちが元気でかしこく育つ県というブランド化を」などの力強い発言がありました。

今後は、「奈良県豊かな食と農の振興に関する条例」と基本計画についての学習会を開催し、主要農作物の種子を守る根拠づくりの道を探っていきます。