組合員活動報告

お母さんと子どものための放射能きほんの基vol.4 守田敏也さん連続講座②         放射線副読本読み解き講座

■開催日:9月18日(金)
■場所:オンライン
■主催:脱原発委員会

 昨年から始まった「お母さんと子どものための放射能きほんの基」シリーズ。見えにくいけれど、私たちの生活にとても深く関わっている原発の問題を、できるだけわかりやすい内容でいろんな角度からとらえる企画です。

 連続講座の2、3回は、文科省が小~高校に配布している「放射線副読本」を守田さんと一緒に “読み解いて” いきます。

 参加した3人の方に読み解き本の中の登場人物になって会話を朗読してもらい、守田さんがその内容について解説していく・・という流れが新鮮で、自分の疑問として向き合えた気がしました。

~皆さんの感想から~

・半減期の短いほうが危険だと言うこと正しく理解しておらず、副読本にまんま惑わされていました。
・ダリやマリーキュリーさんなどの研究に携わった方達の最期。指を切断した写真や、守田さんの捕捉で話してくれた、付着した放射性物質を除去するのに指先を削った話しは驚きました。
・原発問題は原爆のことを紐解くことが大事ということ、見えてくるものがあること。
・とにかく、外部被ばくだって内部被ばくだって避けるに越したことはないと思います。
・読み合わせが思いのほか楽しかったです。守田さんの解説も分かりやすく学校に伝えたいと思いました。

 副読本を読むと「放射線は自然界にも存在しているしそんなに気にしなくても良いものかしら」と感じます。たしかに嘘が書かれているわけではないけれど、放射線が身体に及ぼす危険な側面については触れず、とても曖昧にぼかされていることが分かりました。

 生活に身近に取りいれられているからこそ、私たちはその危険性についてもしっかり知る必要があるのではないでしょうか?後半の読み解きも楽しみです。