組合員活動報告

【しこく】「感染を 恐れずに たのしく 生きる 処方せん」本間真二郎講演会開催報告

2023.3.1

理事会主催

2023年1月29日(日)、高知市立自由民権記念館及びオンラインにて「感染を恐れずにたのしく生きる処方せん」を開催しました。講師には、栃木県にて小児科医として地域医療に携わりながら、農的生活を送られ、微生物学者でもある本間真二郎先生をお迎えして、病気を恐れることなく、元気に過ごすために必要なことをお話していただきました。会場は定員いっぱいの参加となり、オンラインでは四国4県に加え関西からの参加もあり、関心の高さがうかがえました。

冒頭、本間先生は「自然に沿った生活をしましょう」とおっしゃいました。

「病気や健康の前に食があり、食の前に農があり、農の前に微生物がある」

地球上の生物の営みの中で、微生物が大きな役割を果たしているように、人間の体に100兆個以上存在する腸内細菌(微生物)が、私たちの健康を支えています。病気になる原因は、不自然な生活、いわゆる自然の仕組みに合っていない生活を行うことであり、食事や日常生活を自然に沿ったものにすることで、腸内細菌が元気になり、病気を恐れる必要がなくなるとのことです。また、「体」だけではなく「心」も健全でいてはじめて「健康」である、ともおっしゃっていました。心の問題(ストレス)の根源は「本当にしたいことと実際にしていることの矛盾」。対処はこの矛盾をなくすことではなく、きちんと自分と向き合い、この矛盾をすり合わせることであり、それによりストレスが軽減されるとともに自身の成長にもつながるとのことでした。

講演後の質疑応答では、たくさんの質問を時間ぎりぎりまで答えてくださいました。そして、書籍へのサインや記念撮影に快く応じてくださるなど、先生の優しいお人柄にも触れ、あたたかい講演会となりました。

~アンケートより~

・体のこと、心のこと、生き方全体について、一貫した説明ですごく分かりやすく、納得のお話でした。

・普段から出来るだけ自然にそった生き方をしたいと思っていますが、今日の講演を聞いて今一度自分の生活、生き方を考え直していきたいと思います。

・人間が失ったものの大きさに愕然としつつも「済んだことを考えてもしょうがない」今これから出来る目指せることを示していただけて、明日からの活力になりました。