第24回 通常総会を開催。―共助による新しい協同社会をともに考える―

2025/7/25

コープ自然派事業連合(本部:兵庫県神戸市)は2025年6月27日(金)、神戸市内にて第24回通常総会を開催しました。総会では、2025年度計画など全議案が全会一致で可決・承認され、総会アピールとして「戦争のない平和な世界、持続可能な『新しい協同社会』をつくります」が採択されました。

審議には、議長に選任された1名を除く、本人出席29名、委任出席0名、書面出席23名の合計52名が参加し、2025年度の活動方針などが盛り込まれた第1号議案から第5号議案まで、すべての議案が可決・承認されました。

2024年度の事業実績は、新規組合員加入人数26,252人(計画比83.5% 前年比100.0%)、全体の供給高は277.7億円(計画比98.2% 前年比105.2%)、事業連合会経常剰余は1.4億円となりました。


コープ自然派が掲げる「誰もが有機農産物を食べることができる社会」の実現のために、コープ自然派の2030年ビジョン「組合員35万人、供給高500億円」の達成に向けた基盤整備を進めています。2025年度は物流基盤整備、国産有機プロジェクト、生協ネットワーク21を中心とした事業連帯、農福連携を基盤とした福祉事業、日本有機加工食品コンソーシアム、そ

れぞれを連携させ、着実な事業伸長を図り、組合員拡大31,160人(昨対118.7%)、供給高292.2億円(昨対105.2%)をめざします。

開会の挨拶:岸理事長

開会の挨拶では、事業の最重要課題であるお米、青果など農産物の中止欠品について、今後の供給事業の改善に努めていくことが述べられました。また、未だ終わりが見えない各地の紛争に触れ、生協が目指すのは分断や対立のない平和な社会であり、弱いものを排除せず共生できる持続可能な地域社会をどのように作り出すのか。協同組合の共助によって暮らしと福祉の新しい生協を作っていきましょう、と締めくくられました。

総会アピール:児島理事

総会アピール2025が提案され、拍手をもって採択されました。2025年は戦後80年となります。戦後80年となる今、不戦の誓いを新たに、世界の分断、そして戦争を回避するために、歴史的教訓に学び、国際協調の重要性を訴えていきます。また、ヘルプ、オレンジコープ、コープ自然派の3者の事業提携により共助を広げ「新しい協同社会の創造」をテーマとし、2025年度は組合員の力で有機農業と福祉事業が連動する新たな取組にチャレンジします。

コープ自然派について

オーガニック、しかもお手頃

コープ自然派は、生産者との顔の見える関係を大切にし自然と共存する暮らしをめざし、四国・関西のエリアで事業を展開。厳しい独自基準を設け、国産にこだわった食品添加物に頼らない商品やオーガニックや省農薬で育まれた野菜を中心に取り扱う生活協同組合です。有機の学校をはじめとする有機農業を拡げる取組など多岐に渡り活動を行っています。

取材に関するお問い合わせ
生活協同組合連合会 コープ自然派事業連合
・担当者:広報 / 田中
・電話:078-998-0850【平日10:00-17:00】

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