2025年度の総代会が開催されました。-食べるものを選ぶことで、未来をかえる-

2025/7/21

生活協同組合連合会コープ自然派事業連合(本部:兵庫県神戸市)の各生協にて、2025年度の通常総代会(※)が開催されました。

※総代会:生協は組合員が出資・利用し、組合員の合議によって運営されています。組合員の中から代表を決めて、年に1度開催する総代会で、生協の事業や活動の進め方を決定します。

生活協同組合コープ自然派しこく

生活協同組合コープ自然派しこく(本部:徳島県板野郡)は、2025年6月21日(土)土佐市複合文化施設つなーで(高知県)にて、第14回通常総代会を開催しました。総代定数260名の内257名が出席(議長に任命された2名を除く、本人出席39名、委任出席1名、書面議決出席217名)し、第1号議案から第6号議案まで、すべての議案が可決・承認されました。

【アピール】

食べることは生きること。
今、わたしたちが食べている「食べもの」はどんなものでしょうか?

人間の都合により遺伝子操作などの手を加えられた不自然な食べものがあふれようとしている今、
食品添加物の規制が改変され「無添加・不使用」の表示の規制がなされ選んで買うことが難しくなっています。

命をつむぐ糧となる食べもの。
安全であること、知ること、選ぶことはわたしたち消費者の基本的な権利です。

食の安全がないがしろにされようとしている今、
わたしたち一人一人が、いのちをつむぐ根幹である食べもののことに、より関心を持ち
安全なものを食べたい、その食べものはどのように作られたものか知りたい、選んで買いたい

わたしたちの持つ当たり前の権利として意思表示をしましょう。
消費者が選ぶものが変われば自ずと商品も変わります。
未来へいのちを守る最もたいせつなこと。

食べもののことを考えましょう、今、ここから、わたしたちから。

2025年6月21日
生活協同組合コープ自然派しこく
第14回通常総代会

オーガニック給食にスポットを当てたドキュメンタリー映画「夢みる給食」が上映されました。小学校6年間に子どもたち食べる給食を、できるだけ農薬を使っていない食材でつくられた学校給食、オーガニック給食の実現に向けて尽力する人々が登場します。


「夢みる給食」
2024年製作/77分/日本 配給:まほろばスタジオ 監督:オオタヴィン

生活協同組合コープ自然派しこく
・本部所在地:徳島県板野郡板野町川端字川敷田11番1
・設立年月日:平成24年4月
・供給高:6,718,908千円
・組合員数:65,596人
・公式サイト > https://www.shikoku.shizenha.net/
※供給高・組合員数:2025年3月末時点の情報

コープ自然派おおさか

生活協同組合コープ自然派おおさか(本部:大阪府茨木市)は、2025年6月20日(金)ホテル京阪京橋グランデ(大阪市)にて、第27回通常総代会を開催しました。総代総数243名の内195名が出席(議長に指名された1名を除く、本人出席64名、委任出席0名、書面出席131名)し、第1号議案から第6号議案まで、すべての議案が可決・承認されました。

天笠啓祐さんによる講演会「食の安全と食品添加物について 教えて!天笠さん!」が同時開催されました。

日本では大規模食品製造や外食チェーンの普及により食の安全が低下し、大企業食品メーカーからの出向者が増えたことで官庁の監督機能も弱まっていると警鐘を鳴らしました。アメリカとの貿易では、農薬や添加物の基準の違いが障壁となり、本来規制対象だった農薬が「食品添加物」として扱われ、表示義務も緩和されつつある。また、農薬も食品添加物も問題が指摘されるたびに代替品が登場しているが、本質的な解決には至っていないことについて言及されました。食品添加物の安全性は未解明な部分が多く、動物実験に基づく安全基準には限界があること、複数の食品添加物を同時に摂取する場合の影響も評価されていない。生協は、表示規制の対象外であるカタログを活用し、消費者に情報提供が可能な点が強み。消費者に求められるのは、消費者は表示を確認し、信頼できる食品を選ぶことが重要であるとお話いただきました。

生活協同組合コープ自然派おおさか
・本部所在地:大阪府茨木市島1丁目12番37号
・設立年月:1998年10月
・供給高:8,138,999千円
・組合員数:57,929人
・公式サイト > https://www.osaka.shizenha.net/
※供給高・組合員数:2025年3月末時点の情報

コープ自然派兵庫

生活協同組合コープ自然派兵庫(本部:兵庫県神戸市)は、2025年6月20日(金)神戸駅前研修センター(神戸市中央区)にて、第23回通常総代会を開催しました。総代定数250名の内240名が出席(議長に任命された2名を除く、本人出席83名、代理人出席2名、書面議決出席155名)し、第1号議案から第5号議案まで、すべての議案が可決・承認されました。


また、中期計画について動画が公開されました。

講演京都精華大学 人文学部准教授の白井聡さんをお招きし、講演会「歴史を学ぶことで、今が見える__近現代史から読み解く日本社会のゆくえ」を同時開催しました。

中東情勢の分析から始まり、日本の対米従属の特殊性に関するお話を中心にしていただきました。対米従属は、天皇制の変遷が土台になっているという仮説を持たれており、アメリカが実質的に日本の「天皇」となり、日本国民の忠誠や犠牲精神を引き出している可能性や、日本人が自国の従属状態に対する自覚を欠き、自由や知恵の向上が停滞しているとの指摘もされました。米国依存からの自立を図るため、現行の安全保障政策や日米関係の再評価が必要であり、日本国民の自覚を促し、知恵を働かせる環境作りや従属状態から自主性へ転換するための議論が不可欠だとお話を締めくくられました。

生活協同組合コープ自然派兵庫
・本部所在地:神戸市西区見津が丘4丁目10番5
・設立年月:2002年12月
・供給高:7,130,000千円
・組合員数:56,762人
・公式サイト > https://www.hyogo.shizenha.net/
※供給高・組合員数:2025年3月末時点の情報

コープ自然派奈良

生活協同組合コープ自然派奈良(本部:奈良県磯城郡田原本町)は、2025年6月24日(火)奈良商工会議所(奈良市)にて、第23回通常総代会を開催しました。総代総数199名の内190名が出席(議長に任命された2名を除く、本人出席50名、代理人出席0名、書面議決出席140名)し、第1号議案から第3号議案まで、すべての議案が可決・承認されました。

ノンフィクション作家であり、日本におけるスローフード運動の先駆けである、島村菜津さんをお招きし、講演会「スローフードが紡ぐ豊かな食とくらし」を同時開催しました。

スローフードは、1980年代にイタリアで誕生した運動で、ファストフードの拡大による食文化の画一化や地域の衰退に対抗し、「地域の食を守り、未来につなげる」ための前向きな運動です。主な柱は①産地や生産者の支援、②子どもへの食育、③地域食材の価値向上である。スローシティもこの思想から生まれ、人に優しいまちづくりを目指す動きにもつながっています。イタリアと日本は、戦後アメリカ文化の影響を受けたことや少子高齢化、地震国、中山間地域の多さなど共通点は多いが、イタリアはローカリズムが強く有機農業の割合が高い。一方日本は中央集権的で有機農地が1%未満と課題が残っていると指摘されました。それでも日本にも希望はあり、水俣市や茨城県の中山間地域などで実践例が見られ、自然栽培や有機給食を通じて地域再生が進んでいること、日本には豊かな水などの資源があり、それを活かす視点が重要ですと締めくくられました。

生活協同組合コープ自然派奈良
・本部所在地:奈良県磯城郡田原本町西竹田33-1
・設立年月:2002年11月
・供給高:2,429,299千円
・組合員数:19,463人
・公式サイト > https://www.nara.shizenha.net/
※供給高・組合員数:2025年3月末時点の情報

コープ自然派京都

生活協同組合コープ自然派京都(本部:京都府久世郡)は、2025年6月26日(木)京都府民総合交流プラザ 京都テルサ(京都市南区)にて、第18回通常総代会を開催しました。総代定数149名の内143名が出席(議長に任命された2名を除く、出席総代41名、代理出席1名、書面による出席99名)し、第1号議案から第7号議案まで、すべての議案が可決・承認されました。

【アピール】

私たち人間は多くの生きものに支えられて暮らしています。
きれいな水、空気、食料など、様々な生きものからの恩恵を受けています。
地球上で起きている、海洋汚染、森林破壊などの多くの問題は
人が便利さを求め過ぎた結果ではないでしょうか。

今まさに対面している、北陸新幹線延伸計画による大深度トンネル工事が
水循環に与える影響により、多くの生きものの生息場所を奪うことになります。
私たちは地球上の生命の一員であることを忘れず、
多様な命のつながりを回復させる為、行動していきます。

2025年6月26日
生活協同組合コープ自然派京都
第18回通常総代会

京都大学人文科学研究所教授の藤原辰史さんをお招きし、講演会「縁食とはなにか-地域の「縁」を結ぶ根拠」を同時開催しました。藤原辰史さんの講演プログラムでは、実際に地域コミュニティで活動されている2名の方をお迎えしてパネルディスカッションが行われました。

藤原さんが名付けた「縁食」という概念について、子ども食堂の存在を事例として、弱目的性(強い目的ではない)が多くあり、それが許されている空間にある食というお話がありました。また、そういった弱目的性が多くある生協の役割とはなんなのか「縁食」とは反対にある「食権力」を切り口に歴史も交えて説明いただきました。全世界の穀物の流通を70%を占めている穀物メジャーは世界各地に穀物倉庫を所有しており、価格が上昇した時に販売し利益を得る。まかりまちがうと食べものは武器になってしまう危険性についても指摘がありました。生産者と消費者は砂時計のような形で繋がっており、砂が集まるボトルネックに穀物メジャーがいて、穀物を世界各地から集めて販売をしている。そこに穴を開けたのが生協。生産者から直接購入することで、生産者と消費者を直接繋いだ、結論として生協は食権力を批判し乗り越えるためにできた組織です、とお話がありました。

生活協同組合コープ自然派京都
・本部所在地:京都府久世郡久御山町市田新珠城9
・設立年月: 2007年9月
・供給高:2,902,924千円
・組合員数:18,725人
・公式サイト > https://www.kyoto.shizenha.net/
※供給高・組合員数:2025年3月末時点の情報

コープ自然派について

オーガニック、しかもお手頃

コープ自然派は、生産者との顔の見える関係を大切にし自然と共存する暮らしをめざし、四国・関西のエリアで事業を展開。厳しい独自基準を設け、国産にこだわった食品添加物に頼らない商品やオーガニックや省農薬で育まれた野菜を中心に取り扱う生活協同組合です。有機の学校をはじめとする有機農業を拡げる取組など多岐に渡り活動を行っています。

取材に関するお問い合わせ
生活協同組合連合会 コープ自然派事業連合
・担当者:広報 / 田中
・電話:078-998-0850【平日10:00-17:00】

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