【未利用魚をおいしく食べて応援!】フードロス削減・水産資源を守るアクション。三重県で漁獲された未利用魚”アイゴ”の新商品、第二弾が登場!
2025/5/16

三重県で漁獲された未利用魚”アイゴ”を、有効活用しようと組合員とともに商品開発が行われ、第二弾となる商品2品が新たに登場しました。旨みのあるアイゴにチーズを挟んだチーズ巻きと、ハーブの香りがふわりと広がるハーブフライの2品は、下味と衣をつけた状態で冷凍されているので、香ばしく揚げてお楽しみいただけます。
三重県で漁獲された未利用魚”アイゴ”を、有効活用しようと組合員とともに商品開発を行い、コープ自然派のオリジナル商品として2品の商品化が決定しました。旨みのあるアイゴを特製のタレに漬け込んだ竜田揚げと、カレーの香りが食欲をそそるフライの2品が登場!下味と衣をつけた状態で冷凍してあるので、ささっと調理で揚げたてをお楽しみください。

【商品情報】
・商品名:三重県産白身魚チーズ巻き
・参考価格:515円[556円(税込)]140g / 冷凍
・原材料:アイゴ(水揚げ地 三重県/漁獲海域 三重県沖)、小麦粉、チーズ、(一部に小麦・乳成分を含む)
・注文受付開始:2025年5月12日(月)より
※商品はコープ自然派5生協(2府8県)に加入して利用いただけます。

【商品情報】
・商品名:三重県産白身魚ハーブフライ
・参考価格:392円[423円(税込)]120g / 冷凍
・原材料:(水揚げ地 三重県/漁獲海域 三重県沖)、パン粉、小麦粉、おろしにんにく、食塩、バジル、オレガノ、ローズマリー、胡椒、(一部に小麦を含む)
・注文受付開始:2025年5月12日(月)より
※商品はコープ自然派5生協(2府8県)に加入して利用いただけます。
フードロス削減・水産資源を守るアクション!
-アイゴはなぜ、未利用魚なのか
アイゴは、地域によっては食用として重宝されていますが、背ビレやシリビレなどに毒のある鋭いトゲがあることで扱いが難しいことや、内臓に臭みや苦味があるため丁寧な下処理が必要なことから、一般的には流通しない未利用魚といわれています。
【未利用魚の課題】 未利用魚は一般的に「サイズが不揃い」「漁獲量が少ない」「鮮度が落ちやすい」、アイゴのように扱いが難しいなどの理由から、市場に出回らずに利用されない魚のことをさします。未利用魚の一部は加工品や、肥料・飼料に利用されますが、たいていは廃棄されているのが現状です。 |
-水産資源と水産業を守る
アイゴは藻類をエサとする草食性の魚類で、生物の住処になっている藻場を食べつくしてしまう食害が問題となっています。生物の住処である藻場が少なくなると生物の生息数の減少や、それに伴う漁獲量の減少など、漁師の収入も不安定になってしまうことも課題です。
開発がはじまったきっかけ
組合員と一緒に商品づくりに取り組む、コープ自然派の「連合商品委員会」で、2022年に三重県の生産者を訪れるアンバサダーツアーを実施しました。「鳥羽の漁業とSDGsについて」をテーマに、鳥羽磯部漁業協同組合のみなさんにお話を聴く機会があり、未利用魚のアイゴを食べて豊かな藻場の再生、海藻による二酸化炭素の吸収、魚介類の産卵・育成など持続可能な水産資源の循環を目指しているというお話から、アイゴを使用して商品化ができないかと考えたことが開発のきっかけです。
2025年2月に第一弾となるアイゴの竜田揚げとカレーフライを販売し、今回第二弾のアイゴを使用した商品を販売することとなりました。コープ自然派は、藻場を食べる未利用魚のアイゴを利用することで、フードロスの削減と、水産資源と海に関わる生産者を守る活動に取り組みます。
コープ自然派について

「誰もが有機農産物を食べることができる社会へ」
コープ自然派は、生産者との顔の見える関係を大切にし自然と共存する暮らしをめざし、四国・関西のエリアで事業を展開。厳しい独自基準を設け、国産にこだわった食品添加物に頼らない商品やオーガニックや環境保全型農業で育まれた野菜を中心に取り扱う生活協同組合です。有機の学校をはじめとする有機農業を拡げる取組など多岐に渡り活動を行っています。
■取材に関するお問い合わせ 生活協同組合連合会 コープ自然派事業連合 ・担当者:広報 / 田中 ・電話:078-998-0850【平日10:00-17:00】 |