• 食品添加物

食品表示はわたしたちが食品について知るための大切な情報源です。原材料や内容量、賞味期限などが記載されています。けれど、現在の食品表示制度では、消費者にとってわかりにくい表示になっていることも。表示のことを知り、わかりやすい表示はどのようなものなのか、考えてみましょう。

加工食品の原料原産地表示って?

加工食品はさまざまな原材料が使用されていますが、使用された量の多いものから順番に書いてあります。また、使用された原材料のうち一番量の多いものの原産地が記載されています。

 問題点 
使用された原材料の一番多いものが生鮮食品の場合

使用された生鮮食品の原産地が3か国以上になると、「●●、●●、その他」、「国産または輸入」という記載も可能になります。

(例)一般のウィンナーの原材料

名称ポークソーセージ(ウィンナー)
原材料名豚肉(アメリカ産、国産、その他)、豚脂肪、・・・

 問題点 
使用された原材料の一番多いものが加工食品の場合

輸入原材料でも国内で加工した場合は「国内製造」と記載が可能です。

(例)一般の食パンの原材料

名称食パン
原材料名小麦粉(国内製造)、砂糖、バター、・・・・・・

※小麦粉(国内製造)と表記されている加工品は輸入原料がほとんど!小麦粉の原産国はわかりません!

コープ自然派では国産にこだわり、生産者と協力しながら国産の表示を続けていきます!

自然派Styleあらびきウィンナー2個組

原材料

名称無塩せきウインナーソーセージ
原材料名豚肉(国産)、食塩、砂糖、香辛料

一度も冷凍していない新鮮な国産豚肉を使用!

自然派Styleあらびきウィンナー2個組

  

指定農場の豚肉を使用。焼き塩でマイルドな味わい。

自然派Style国産有機醤油のだしつゆ

原材料

名称つゆ(希釈用)
原材料名有機しょうゆ(有機大豆(国産)、有機小麦(国産)、食塩)、いわしぶし、砂糖、食塩、みりん、いわし煮干、そうだかつおぶし、昆布

国産有機醤油と4種の国産だし原料で仕上げた希釈用だしつゆ! 

自然派Style国産有機醤油のだしつゆ

  

だしが香るまろやかな味わいです。

コープ自然派は国産の小麦にこだわっています!

 例えば 

自然派Styleオーガニックハードトースト1.5斤

  

北海道産有機小麦「ゆめちから」を100%使用。卵や油脂は使用していません。

原材料

名称有機食パン
原材料名有機小麦粉(有機小麦(北海道産))、有機砂糖、食塩、生イースト、有機米粉

商品の一例

はしっこmixクッキー

はしっこmixクッキー

  

国産有機小麦を使って焼き上げたチーズケーキ専門店の焼き菓子です。

割れ欠けを集めたおトクなパック!

国産小麦の焼きそば

国産小麦の焼きそば

  

国産小麦にリン酸塩などを含まないかんすいを使い、コシのある麺をつくりました。

  

消えた?「遺伝子組み換えでない」の表示

皆さんは原材料名に表示される「遺伝子組み換えでない」という表示を見たことがありますか?「遺伝子組み換え」「遺伝子組み換え不分別」の食品に関しては義務表示ですが、「遺伝子組み換えでない」という表示は任意表示です。これまでは、遺伝子組み換え作物の意図せざる混入※が5%以下であれば「遺伝子組み換えでない」と表示することができました。しかし、2023年から遺伝子組み換え作物の意図せざる混入が一切ないことを証明できなければ表示が認められなくなってしまいました。

 ※意図せざる混入って? 

遺伝子組み換え作物が混ざらないように『分別生産流通管理』が適切に行われた場合でも、栽培時の畑や流通時に使用するコンテナや加工時の工場などで、遺伝子組み換えの作物が混入してしまう可能性があることです。

 何が問題なの? 

製造時の混入率ゼロを証明することは大変難しく、非遺伝子組み換え原料の商品づくりに力を入れている生産者さんが「遺伝子組み換えでない」という表示をできなくなってしまう可能性があります。

コープ自然派では引き続き、独自マークで遺伝子組み換え情報を組合員のみなさんにわかりやすく伝えていきます!

自然派Style一番搾り純正なたね油

自然派Style一番搾り純正なたね油

 

圧搾一番搾りのみのピュアな油です。淡白で良質な風味。

天然醸造杉樽仕込み醤油・こい口

食品表示の原材料欄に「遺伝子組換えでない」と表示しています!

  <原材料

名称こいくちしょうゆ(本醸造)
原材料名大豆(国産、遺伝子組換えでない)、小麦(国産)、天日塩

天然醸造杉樽仕込み醤油・こい口

  

お刺身、冷奴などのかけ醤油から、煮炊きものまで幅広くお使いいただけます。

コープ自然派では独自のマークで遺伝子組み換え情報をカタログに表示しています。

0.9%はEUの基準を参考にしています!
※日本は混入を許容する割合は5%以下ですが、EUは0.9%以上混入するものすべてに表示義務があります。

公開:2025年4月7日
商品案内4号[2025年4月4回]掲載

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