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私たちは、森・川・海という自然の中に暮らし、その恵みを受けて生活をしています。きれいな空気、豊かな水、おいしい食べもの……。自然を損なってしまうと、これらの恵みを受けることはできなくなってしまいます。
コープ自然派は、そんな自然を守っていくために、環境に負荷をかけない持続可能な循環型社会を目指しています。今回は、環境に負荷をかけない取組を行っている生産者の皆さんに、お話を伺ってみました。
せっけんの利用
ニッコー 菊田潤哉さん

ニッコーでは創業当初より、「安心・安全な食品づくり」をモットーに、誠実な製造を続けてきました。
さらに、コープ自然派の「環境への負荷を減らしたい」という方針に賛同し、私たちの生産現場ではせっけんを積極的に利用しています。具体的には、従業員の手洗いや、製造機器の洗浄にせっけんを使用しています。せっけんでは落ちにくい汚れに対しては、お湯や電解水などを組み合わせて使うことで、清潔さと環境への配慮を両立しています。
大きな豆腐肉団子甘酢あん
国産大豆100%の豆腐に、国産鶏肉・野菜を加えて作りました。

遠忠食品 宮島大地さん

遠忠食品では、工場に入る前の手洗い等でせっけんを使っています。
以前より、合成洗剤の問題について関心がありました。洗剤を流すと、最終的に海に流れていきます。化学物質が配合されている合成洗剤が海の生きものに影響を及ぼす可能性があるのならば、生産者としてより良い方法を考え、実践する事は当たり前だと感じています。
自然派Style甜麺醤
「自然派Styleまめみそ」をベースに粗糖や甘酒を加えた、コクのある甘味噌です。

工場排水の浄化
光食品 島田光雅さん

有機の食品作りを通し、組合員さんとの顔の見える関係ができたことで環境を守ることの大切さを学び、工場を移転した2000年に、環境に配慮した設備を導入しました。
光食品で設置している排水処理施設は、一般的な「微生物活性処理」以外に、浄水器にも用いられる「中空糸膜」という特殊なろ過膜を通す処理を行い、製造時に生じた汚水を、工場の前を流れる清流・吉野川の水よりも綺麗な水にして排水しています。

光食品では他にも様々な取組を行っています! ・太陽光発電 ・有機野菜・果実の皮などを自然エネルギーのみで堆肥化 ・スプリンクラーによる打ち水で工場内の温度を下げる など… |
自然派Styleたまねぎドレッシング
つぶつぶ有機たまねぎを加え、たまねぎの甘みと風味を活かしました。

循環型農業
ヴェジファーム 関匠一さん

標高1300~1500m。澄んだ空気と夏でも冷涼な気候で知られる「長野県川上村」で、レタス、キャベツ、白菜の栽培をしています。これまで、きのこ栽培の廃菌床、コーヒーかすなど、様々な資源を食品関連事業者などと連携して食品リサイクルループ※1の形成をすすめてきました。
現在は、広葉樹の障害木※2原料を堆肥化したものに、牡蠣養殖により排出される牡蠣殻を混合したものを、堆肥として圃場へ投入しています。また、堆肥・肥料は全て再生可能資源由来のものであり、持続可能な農業への貢献が期待されます。もしかすると、今後、コープ自然派の組合員さん宅や食材セット製造工場から排出される食品廃棄物を、再生可能資源として堆肥化して野菜を作るのも面白いかもしれません。是非皆さんで協力し、生協の中でも食品リサイクルループをしてみませんか?
※1 廃棄されるはずだった食品や食品残渣を、地域内で資源として再利用し、循環型社会を実現する取組。
※2 枯れた木、過度に生長して傾いた木、伐採が困難な場所にある木など。

レタス
有機質肥料などにより苦みの少ないレタス作りを目指しています。

MEL認証
みえぎょれん販売 木下琢巳さん

MEL(マリン・エコラベル・ジャパン)認証とは、水産資源や生態系などの環境にやさしい方法で行われている漁業や養殖業を認証する仕組みのことをいいます。
持続可能な生産を続けるために漁師が一丸となって、
・社会的責任(法令や条例を守る)
・食品安全性の確保(生産されたものの安全が確保される養殖ができている)
・環境保全への配慮(環境に配慮された養殖ができている)
など記録・管理をしており、「今まで以上に高品質の塩蔵わかめをお届けしたい」と一生懸命取り組んでいます。
MEL認証マークの付いた製品を組合員の皆さんに選んで買ってもらうことで生産者、取り扱い加工者、消費者が一体となって「海の豊かさを守ろう(SDGs目標14)」や「つくる責任つかう責任(SDGs目標12)」などの目標達成に貢献できるのではないかと考えています。
自然派Style三重県鳥羽産カットわかめ
三重県鳥羽産のわかめを使用。大きめサイズでしっかりとした食感が特徴です。

公開:2025年6月23日
商品案内15号[2025年7月2回]掲載