出雲大社から車で5～10分くらいのところにある水産会社です。化学調味料を一切使用せず、魚と塩だけで干物を製造しています。「うまいをあなたに ～それが私たちの誇りです～」という経営理念を胸に、社員一丸で干物を作っています。

「いい干物」をつくるためには、なにより「いい原料」であることが大切です。極端に聞こえるかもしれませんが、刺身でも食べることができる魚を干物に加工しています。室戸深層水の塩で魚の旨みを引き出し、冷風乾燥で旨みを凝縮。余分な水分が少ないため、焼き上りが“ふっくらジューシー”な干物に仕上がります。

渡邊水産　岩田竜平

いい原料を仕入れるために、魚の目利きである仲買人さんとの人間関係を大切にしています。買いたたきはせず、仲買人さんが自信を持って買い付けた魚をそのまま仕入れます。

カマスは、赤かます(本かます)、黒かます、水かますなどありますが、その中でも身質がよく脂がのっている赤かます(本かます)を使っています。

　魚は一尾ずつ丁寧に包丁で手開き　

魚に触れることで脂質を把握し、その魚に合わせて漬け時間などを調整。魚に合った塩加減で干物をつくります。

国産かます開き干し

室戸深層水由来の塩で旨みを引き出し、しっかり干し上げて旨みを凝縮しました。