鹿児島県大隅地区で白菜を栽培している、マルワカファームの大場博敏です。

私たちの農業は『土づくりがすべて』です。黒ぼく土の恵まれた環境に甘えることなく、農薬に頼らない栽培を続けるため、炭素率を高めて発酵型の土を育てています。微生物の力で病気や虫を抑え、ふかふかで水はけの良い土を作ることで、えぐみの少ない、やわらかく甘みのある白菜に育ちます。自然相手の農業では台風や気温の変化に悩まされることも多く、農業は決して楽ではありません。それでも挑戦を続けられるのは、コープ自然派の組合員のみなさんが応援してくださるおかげです。

「白菜は名わき役」メインの食材を引き立て、食卓を支える存在でありたいと思っています。今年も寒い農作業の後には家族で食べる白菜シチューが楽しみです。環境にやさしい農業とおいしい白菜づくりに、これからもまっすぐ向き合います。どうぞ、鹿児島の白菜を味わってみてください。

マルワカファーム　大場 博敏