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たくさんの物に囲まれた、便利な暮らし。しかし、そんな暮らしを叶えるために環境へ負荷をかけているということを忘れてはいけません。環境問題の要因は数多くありますが、その内の一つは、私たちが生活をしていく上で物を作ったり捨てたりすること。未来の地球のために、私たちができることを考えてみませんか?

最近では、Refuseリフューズ(いらないもの、すぐにゴミになるようなものを断ること)、Repairリペア(壊れたものを修理して使い続けること)の2つを含めて5Rとよぶこともあります。

【食材セット】トレイ・ポリ袋回収

コープ自然派の事業拡大が進む中で、要望として多かった「資源のリサイクル」への機運がさらに高まり、2022年に「連合リサイクル委員会」が設置されました。

  

連合リサイクル委員会はまず、「脱プラスチック」を目指します。食材セットでは、ポリ袋やトレイを回収し、資源としての再利用を始めました。引き続き、組合員の皆さんのご協力をお願いします。

コープ自然派
連合リサイクル委員会 事務局
馬場浩一

食材セット<一例>

食材セットの外袋、トレイのリサイクルにご協力ください!

牛肉とキャベツのプルコギ炒め

  

「プルコギのたれ」でしっかり味付け。ごはんがもりもり食べられます!

【旭商事】パッケージをモールド(紙)パックに

2020年のコロナ禍から、モールドパックへのご要望がありました。当社の課題は機械設備の導入費用と物理的な資材のかさによる倉庫の占有率でした。

  
ただ、平飼いにせよオーガニックにせよ、動物福祉や環境にやさしい商品づくりは当社のモットーです。それに伴い包装資材も環境負荷の少ない方が望ましいと考え、モールドパックの採用が実現しました。これも組合員さんの後押しがあってこそです。

山根浩敬さん

オーガニックたまご

  

厳正な有機JAS規格をクリアした、人や鶏、環境に配慮したたまごです。

【鎌倉ハムクラウン商会】パッケージの一部に再生PETを使用

核家族化や物価高騰などを理由にハム・ソーセージ類が徐々に小袋化していくことへ、思うところがありました。そんな中、卵のモールドパックなど、コープ自然派でパッケージの材質の見直しを進めていることを知りました。世界情勢が不安定なため、材質の変更にはリスクを伴いましたが、再生素材を用いたものが少しずつ調達できるようになりました。まず取り掛かったのが自然派Styleの4品です。現在、鎌倉ハムクラウン商会の製品のほとんどが再生PET※1、またはバイオマスプラスチック※2の包材に切り替わっています。

  

※1 不要になったPET製品をリサイクルして作られる素材。

※2 植物などの再生可能資源を原料としたプラスチック。

魚住治人さん

自然派Styleバラベーコンスライス2個組

  

赤身と脂身のバランスがよいベーコン。シンプルな原材料で作りました。

【小杉食品】パッケージに紙を採用

近年、世界中で海洋プラスチックごみや環境問題への関心が高まり、企業としても持続可能な社会の実現に貢献することが求められるようになってきました。

  

まずは、納豆の容器として最も一般的だったプラスチックカップに着目し、代替素材として紙カップの導入を検討。品質保持の観点での検証を重ね、「日々の食卓から未来を変える」その思いを込めて、私たちは「納豆」という見近な食品の容器から見直しを始めました。

小杉龍弘さん

自然派Style今城さんの大豆で作った国産有機納豆

  

北海道の今城さんの有機栽培小粒大豆を100%使用。

【光食品】パッケージにびんを採用

私たちは、マイクロプラスチックに起因するペットボトルは調味料の容器にほとんど使用しないことを方針としています。

  
また、コープ自然派からのご要望もあり、びんを採用しています。低酸度のお好みソースは、一般的には保存性を高めるため防腐剤などを添加しますが、当商品の容器はびんのため、ペットボトルではできない高い温度での充填で、防腐剤不使用でも保存性を高めています。

島田光雅さん

自然派Style有機お好みソース

  

国産の有機野菜・果実を使用した甘口ソース。

公開:2025年7月7日
商品案内17号[2025年7月4回]掲載

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