大豆やとうもろこしなど、様々な食品に使用されている遺伝子組み換え作物。遺伝子組み換え技術は不明な点が多く、未完成な技術であるため安全性に疑いがあるほか、自然環境にも影響を与えています。コープ自然派では、遺伝子組み換えに反対し、取り扱わないことを基本原則としています。

遺伝子組み換え作物の日本の状況

日本では商業栽培は認められていませんが、輸入では許可されている作物があります。

様々な食べものに形を変えて使われていますが、表示義務は納豆、豆腐など33食品群に限られ、そのほかのものは表示されずに出回っています。

遺伝子組み換え作物の環境への影響

遺伝子組み換え技術によって、除草剤に耐性のある作物や、害虫に耐性のある作物が作られています。

●遺伝子組み換え作物が同じ種や近い種と交配して自然界に広がり、生態系に影響を与えてしまう可能性があります。

コープ自然派では組合員、職員により各地域でGMナタネ自生調査を行っています。

●「除草剤耐性」の特性を持つ遺伝子組み換え作物はそれに対応する農薬(除草剤)とセットで使用されます。セットの農薬を使用すると、雑草だけが枯れるので草取りの手間やコストが減らせます。

これらの農薬(除草剤)によって除草剤に耐性のある雑草(スーパー雑草)も現れ、近年は栽培国でも作付面積が拡がらずに行き詰まっています。遺伝子組み換え作物にかわり、現在は急速にゲノム編集作物への転換が進んでいます。

なたね

なたねは油の原料として多くを輸入に頼っています。ドレッシングやマーガリンなど様々な食べものに使われており、油をしぼったあとの粕は家畜のえさにも使われます。

＜商品の一例＞

とうもろこし

とうもろこしは家畜のえさ、油の原料、コーンスターチとして輸入されています。コーンスターチは水あめ、ぶどう糖果糖液糖などの異性化糖、デキストリンなどに変わり、様々な食べものに使われています。

＜商品の一例＞

大豆

大豆は油の他、植物性たんぱく、醤油原料、乳化剤などの原料として輸入されています。そのほか、家畜のえさとしても使用されています。

＜商品の一例＞

コープ自然派でNON-GMOを選ぼう！

＜商品の一例＞