特集カテゴリ
- リサイクル関連(2)
- 国産派宣言(131)
- 有機・オーガニック(109)
- オーガニック給食(8)
- 食品添加物(31)
- ネオニコチノイド系農薬(34)
- 遺伝子組み換え食品(23)
- ゲノム編集(15)
- グリホサート(13)
- 自然派Style(112)
- アニマルウェルフェア(58)
- 地域循環(循環型農畜産業)(20)
- 情報公開(20)
- 生物多様性(24)
- 原発問題(10)
- 放射能汚染・放射能検査(4)
- 食養生(9)
- 野菜のチカラ・栄養価(12)
- 子ども笑顔基金プロジェクト(55)
- 里山の家(16)
- 福祉(5)
- コープ自然派だいすきキャンペーン2023秋(7)
- コープ自然派だいすきキャンペーン2022秋(12)
- コープ自然派だいすきキャンペーン2021秋(11)
- 自然派Style

安心・安全な食を願う組合員の声から生まれた「自然豚」。生産者・七星食品との産直の歩みを重ねながら、コープ自然派とともに育ててきました。このたび『自然派Style自然豚』としてプライベートブランドに加わり、私たちの「食べものを未来につなぐ」取組が、またひとつ前に進みます。
コープ自然派と七星食品のこれまでの歩み
●1998年、生産者の七星食品さんと産直をスタート。
「安心して食べられる豚肉を届けたい」という思いで、組合員と生産者が直接つながる取組が始まりました。
●飼料や飼育方法も、何度も見直し改良を重ねてきました。
「もっとおいしく、もっと安全に」を目指して、エサの内容や飼育環境を一つひとつ丁寧に改善しています。
●自然豚の出荷先はずっとコープ自然派だけです。
組合員との「顔の見える関係」でステップアップしてきた自然豚。それだけに責任も大きく、常に品質管理には気を配りながら取り組んでいます。
●部位バランスに配慮した販売体制も整えています。
豚肉は部位ごとに売れ方が違います。人気のある部位だけでなく、さまざまな部位をまんべんなく使っていただくことが、持続可能な生産につながります。
●組合員のみなさんの支持と声が力になっています。
「おいしい」「安心できる」という声が、生産者の励みとなり、長く続けていく原動力になっているのです。
●2025年、『自然派Style』としてPB(プライベートブランド)商品に加わりました!
これからはコープ自然派が販売責任を担い、もっと身近に、もっと安心してお届けできる体制になります。
自然豚がPB商品に変わる理由とは?
PB化=販売責任の明確化へ
PBとは、組合員の声をもとに生協が独自に企画し、販売責任をもつ商品のことです。今回、自然豚が「自然派Style」のPB商品になることで、コープ自然派が販売の責任をよりはっきりと担うことになります。
これは単なる商品名の変更ではなく、組合員と生産者が「つくる・たべる」を一緒に考え、より良いものを届けていくための新たな一歩です。未来に向けた約束として、私たちはこの取組を大切に育てていきます。


コープ自然派が七星食品とともに自然豚づくりを続ける理由
安心・安全を支える4つの取組
●PHF(ポストハーベストフリー)&NON-GMO
海外から輸入されるとうもろこしや大豆は、収穫後に農薬がかけられることが多いんです。でも自然豚のエサは収穫後農薬不使(PHF)で、遺伝子組み換えでない(NONGMO)(分別管理済)ものだけ。目に見えない部分こそ、私たちは大事にしています。

●自家配合飼料
工場で出来合いのエサを買うのではなく、生産現場でとうもろこしや麦、大豆かすなどを独自にブレンド。飼料の中身を自分たちの目で確かめながら配合することで、安心と健康な育ちを支えています。

●抗生物質不使用の飼育(※仔豚期を除く)
病気を防ぐための薬に頼るのではなく、豚舎の清掃や換気、温度管理など、日々の環境づくりで豚の健康を守ります。生まれて間もない仔豚期だけはやむを得ず使いますが、それ以降は一切使いません。
●部位バランスを活かした販売
豚肉は部位ごとに売れ方が違います。需要の高い部位だけを売ると残りが余ってしまいます。部位バランスを考えた販売や、加工品への活用を通して、命のすべてを活かす仕組みをつくっています。
ともに未来を育てていくために
自然派Styleのコンセプト「未来に残したい食べもの」。それは、食べる人・つくる人・いのちのつながりを大切にしたいという願い。七星食品とコープ自然派が築いてきた産直のかたちを、『自然派Style自然豚』とともにこれからも育てていきましょう。

生産者の声(七星食品)
- 「食べる人の顔が見えるから、私たちもこだわれる」
- 「コープ自然派の組合員さんが“おいしかったよ”“安心して食べられる”って言ってくれる。その声があるから、やりがいを感じるし、もっとよいものを届けたいと思えるんです」


広げよう、アニマルウェルフェアの輪
~みんなの力で支える命の大切さ~
そもそも、アニマルウェルフェアって何?
アニマルウェルフェアとは、動物が「その動物らしく」自然にのびのびと暮らせるようにすることを大切にする考え方です。畜産では、動物を「飼う側」と「飼われる側」という関係で育てることが避けられませんが、命を預かる私たちには、その動物の命を大事にし、尊重する責任があります。つまり、同じ命を持つものとして、動物の自由を大切にし、感謝の気持ちを持ちながら共に生きることが必要だという考え方なのです。
しかし日本では、まだまだこのアニマルウェルフェアの考え方が十分に知られていません。だからこそ、私たち組合員が「何を選び、どう応援するか」という力を使って、動物にやさしい生産者の商品を支えていくことがとても大切です。その積み重ねが、アニマルウェルフェアの考えを広げ、よりよい畜産の未来につながっていきます。
七星食品のアニマルウェルフェアの取組
●繁殖豚舎~母豚の快適な環境づくり~
母豚が出産する場所も肥育の場と同様に快適な環境づくりを大切にしています。狭く窮屈な柵に囲まれた空間ではなく、母豚が自由に歩き回れる「フリーアクセスストール」を設置し、ストレスの少ない飼育環境を実現しています。一般的には、母豚が仔豚を踏みつぶさないよう「妊娠ストール」が使われますが、狭くて方向転換もできないことが問題視されています。

●分娩舎~ストレスフリーの出産環境~
妊娠中の母豚にストレスを与えないよう、広々としたスペースを確保。母豚と仔豚の健康管理はITシステムでしっかり行っています。母豚が仔豚を誤って押しつぶさないように仕切りはありますが、1頭あたり4.32㎡の広さを確保。仔豚が暖まるヒーターも完備し、安全で衛生的な環境を整えています。

●肥育農場~自然に近いのびのびとした育て方~
七星食品の肥育農場はすべて「バイオベッド方式」を採用し、きれいな水と新鮮な空気の中で豚を育てています。豚は気温の変化に敏感な動物なので、毎日細やかに健康状態を観察し、できるだけ自然に近い環境でのびのびと育てることを心がけています。大きくなった豚は、おがくずを60cmも敷き詰めたふかふかの豚舎に移され、掘ったり走り回ったりして自由に過ごしています

様々な部位を味わうことが産直を続ける力になります。
すべての部位を大切にいただくことが、生産者との産直を支えることにつながります。

①
自然豚肩ローステキカツ
適度な脂肪で食べ応えがあり、ポークステーキやとんかつにおすすめです。

②
自然豚ミンチ
麻婆豆腐や餃子など、色々なお料理に。

③
自然豚バラスライス
赤身と脂身の層が交互になったコクがある濃厚な部位。炒めもの、煮ものなどにおすすめ!

④
自然豚ロースしゃぶしゃぶ用
旨みの多いロース肉を、しゃぶしゃぶ用に薄切りにしました。

⑤
自然豚ヒレ一口カツ用
キメが細かく脂肪の少ないヒレ肉。

⑥
自然豚モモスライス
キメの細かな赤身肉。肉そのものの味を楽しむ料理に向いています。

生産者を支える、部位バランス応援企画!
「お任せブロック企画」は、七星食品が今もっとも出荷したい部位を厳選して冷蔵でお届け。豪快に味わいながら、生産者との産直の輪をロース 支えてください。
自然豚応援お任せブロック企画
七星食品が今、出荷したいブロック肉を1品冷蔵でお届けします。

自然豚応援スライスセット
七星食品が今、出荷したい商品を2品冷蔵でお届けします。

公開:2025年9月1日
商品案内25号[2025年9月3回]掲載