• 遺伝子組み換え食品
  • ゲノム編集

コープ自然派は1996年に遺伝子組み換え作物の商業栽培が始まった頃から反対をしています。また、遺伝子操作の新たな技術である、<ゲノム編集>や<重イオンビーム育種>にも反対しています。

遺伝子組み換え食品って?

異なる生物の遺伝子を組み込み、新しい性質をもたせる技術です。 

日本では9品目の作物の流通が認められています。豆腐や納豆などの加工品やとうもろこし缶、ナタネ油などさまざまな食品に使われています。

現在、流通が認められている遺伝子組み換え作物

様々な食べものに形を変えて使われていますが、表示義務は納豆、豆腐など33食品群に限られ、そのほかのものは表示されずに出回っています。

調べることで反対の声をあげる

コープ自然派はナタネの自生調査を続けています。

食用油や飼料用に大量輸入されているGMナタネ(GMセイヨウナタネ)は、港から工場へ輸送中にトラックなどからこぼれ落ち、知らないうちに雑草などと交雑して汚染がひろがっています。全国の汚染状況を調査してその結果を公表し、行政や関係事業者に対して汚染を止める対策を求めています。

わかりやすいマーク表示で反対の意思

指定品目(牛乳、乳製品、卵、ハム・ソーセージ、精肉)

家畜のえさまで確認し表示しています。

遺伝子組み換え作物を分別管理した畜産飼料を使っています。

畜産飼料の一部に遺伝子組み換え作物が使われている可能性があります。

指定品目以外

遺伝子組み換えの可能性がある原材料が全体の0.9%未満であることに加え、使用する畜産物は遺伝子組み換え作物を分別管理した飼料で育てています。

遺伝子組み換えの可能性がある原材料が全体の0.9%未満です。

遺伝子組み換えの可能性がある原材料が全体の5%未満です。

遺伝子組み換えの可能性がある原材料が全体の5%以上です。

分別管理って?
生産・流通・製造・加工の段階で、遺伝子組み換え食品が混入しないように管理しています。

遺伝子組み換えNO!選ぶもので未来を変える

安心の原材料にこだわったピュアオイル

  

オーストラリア産の貴重な「非遺伝子組み換え」のなたねを100%使用!また、一般の食用油は溶剤などを使用して効率よく抽出することが多いのですが、このなたね油は抽出に化学薬品を使わない「圧搾法」を採用。一番搾りのものをお届けします。

自然派Style一番搾り純正なたね油

  

圧搾一番搾りのみのピュアな油です。淡白で良質な風味。

ゲノム編集って?

遺伝子組み換え技術に代わる新しい技術として広がりつつあります。

生きものが持つ遺伝子(遺伝情報)の特定の場所を狙って、人為的に書き換える技術です。「遺伝子組み換え」に関しては、アレルギーなどの影響がないかを調べる安全性審査が義務付けられていますが、「ゲノム編集」では安全性審査の義務がなく、「ゲノム編集である」という表示義務もありません。

(遺伝子を切断し、他の生物の遺伝子を加える場合は、遺伝子組み換え食品と同様の法規制あり)

現在、市場で出回っているゲノム編集された食べもの

ゲノム編集魚の養殖場が閉鎖に

ゲノム編集ベンチャー企業のリージョナルフィッシュ株式会社は、京都府宮津市の陸上養殖施設を閉鎖し、ふるさと納税返礼品として販売していたゲノム編集魚のトラフグやマダイの受付を2025年5月末で終了しました。

  

閉鎖に至ったのは販売不振も要因とみられますが、地域での粘り強い反対活動の影響が大きかったと考えられます。地域のみなさんと連携し、京都市内ではコープ自然派の生産者を招いた反対集会も開かれました。今後もゲノム編集魚と陸上養殖の動向を注視していく必要があります。

  

遺伝子組み換え食品ストップネット 代表

(コープ自然派おおさか 理事長) 上野恵美

ゲノム編集NO!選ぶもので未来を変える

コープ自然派ではゲノム編集でないトマト・トマト加工品にマーク表示をしています。

クラッシュトマト(国産有機トマト100%使用)

  

国産有機トマトを皮ごとクラッシュした、加熱不要のレトルトパウチ商品です。

コープ自然派の水産品は「天然」が基本です!

淡路産鯛切身

  

淡路島近海で水揚げされた新鮮な天然鯛を切身にしました。

重イオンビーム育種って?

重イオンビーム育種は放射線を照射して遺伝子に突然変異を引き起こし、新品種を開発する技術です。従来のガンマ線よりも強力なエネルギーで遺伝子を破壊します。

重イオンビーム育種米「あきたこまちR」に反対!

秋田県産「あきたこまち」はこの秋の新米から98%が新品種「あきたこまちR」に転換されました。重イオンビーム放射線育種により作られたこの新品種は、有害金属のカドミウムをほとんど吸収しない特性がある一方、未知のたんぱく質生成の可能性や他の遺伝子への影響が懸念されます。

誰も食経験がないので健康や環境への影響も不明です。自家採種は禁止されていること、「あきたこまちR」も「あきたこまち」と表示されるため消費者は見分けがつかないこと、「あきたこまちR」は有機JAS認証できると農林水産省が公表したことも問題です。あきたこまちRは学校給食に使用される懸念もあります!

  

2024年度には「あきたこまちRを食べたくありません」署名呼びかけを行いました。2025年度は従来のあきたこまちの生産者を応援し新たな生産者も増やしていきたいです。

  

遺伝子組み換え食品ストップネット 代表

(コープ自然派おおさか 理事長) 上野恵美

重イオンビーム育種NO!選ぶもので未来を変える

従来の「あきたこまち」の品種が使用されています!

マゴメの有機栽培米・白米2kg

  

こめ工房マゴメが厳選した、有機栽培米をお届けします。

公開:2025年10月27日
商品案内33号[2025年11月2回]掲載

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