「手延べ麺を栄養価の高い食品にできないか」「手延べ麺を幅広い料理の食材にできないか」この2つのコンセプトのもとに今までにない「素麺屋」を立ち上げました。今まで素麺と呼ばれるすべてのものが夏の食感食品、のど越し食品として食べられ、「栄養価は？他の料理として使えるの？」ということは問題にされておりませんでした。

わたしたちはの素麺は、食の安心・安全にこだわり、原料のすべてを国産を使用して製造しています。また、子どもたちの野菜離れを補うために、野菜パウダーを練りこんだ『caroday（カロデイ）』という商品も開発。パスタ・サラダの具材として使用すれば年中食べられます。

　のど越しのつるつる感を出すには？　
　　

1番工程の小麦粉を塩水と練り合わせ、もちもちとした柔らかな麺になるよう加水しながら仕上げることが重要です。毎日の気温や湿度により、塩の量や水分の調節をこまめに変えています。

　コシを強めるには？　

幾層にも重ねた麺帯を1つにして圧をかける「イタギ」という工程が重要になります。麺帯の熟成を促しながら2本から1本への作業を3回繰り返すことで麺のコシが強くなり、ゆでても煮崩れしない素麺に仕上がります。

　完成まで2日間　

練り作業は朝の5時半から始まり、1日目の作業・乾燥を終えるのは19時になります。次の日に仕上げ乾燥を3時間ほど行い、その後、裁断・結束・仕上げになります。

おすすめは、夏の時期に冷やしたつけ汁に徳島名産のスダチを輪切りにして、見た目もさっぱりといただく料理です。麺のもっちり感とさわやかに香るスダチがマッチして本当においしいです。