コラム『野のはなとともに』

読みもの紹介

コープ自然派とオレンジコープはともに新しい福祉モデルを拡げていきます。オレンジコープの取組や歩みを笠原さん(オレンジコープ理事長)によるコラム『野のはなとともに』でお届けします。

福祉は幸福。障がい者福祉とは、障がいのある人が自ら望む生活を営むことができるよう支援することです。オレンジコープは、大阪府南部と和歌山市にまたがる地域で、高齢者と障がい者の福祉事業に取り組む生協です。

2025/10/6

第3回 オレンジコープの前身 緑ヶ丘生協 はじまりは浴場

 川崎重工から提示された浴場の譲渡金額は60万円だった。生協設立のための出資金を一口200円と定め、一度に出資できない場合は毎月20円の分割払いとして労働組合員や地域住民に生協加入を呼びかけた。こうして集めた資金を深日の農協に預け、それを担保に60万...

2025/9/29

第2回 オレンジコープの前身 緑ヶ丘生協誕生までのあゆみ②

 戦時中の岬町はまさしく川崎重工業の町。海岸の潜水艦工場に加えて、15000人の従業員が住む緑ヶ丘という呼び名の社宅が並ぶ地域だった。そして、現在の深日港駅周辺には各種の厚生施設や病院があり、その東には社員たちが利用する共同浴場があった。当時の緑ヶ丘...

2025/9/22

第1回 オレンジコープの前身 緑ヶ丘生協誕生までのあゆみ①

 第二次世界大戦の終結から4年半が経過した1950年の春、大阪府の最南端、 泉南の地で小さな生活協同組合が産声をあげた。 泉南生協 (オレンジコープ) の前身 ・ 緑ケ丘生協のスタートだ。初の社会党政権となった片山内閣の下で1948年に 「消費生活協...

2025/9/15

【予告】新しい福祉の誕生

 社会福祉法人野のはなの福祉施設「森の小径」に行くと、中庭には花壇があり、季節の花が咲き、馬がポクポクポクと、歩いていました。のどかな1日が流れています。そこには乗馬クラブがあり、レストランも併設されています。  乗馬クラブの奥には、厩舎があり、障が...

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