【予告】新しい福祉の誕生

2025/9/15

野のはなの福祉施設「森の小径」

 社会福祉法人野のはなの福祉施設「森の小径」に行くと、中庭には花壇があり、季節の花が咲き、馬がポクポクポクと、歩いていました。のどかな1日が流れています。そこには乗馬クラブがあり、レストランも併設されています。

 乗馬クラブの奥には、厩舎があり、障がい者のみなさんが馬のお世話をしています。馬と触れ合うことが、癒しとなり(ホースセラピー)、仕事(就労支援)となっています。まさに一石二鳥の取組です。さらに馬は草食で、その馬糞は高性能堆肥となり、土づくりにはもってこいの資材となります。

 向かいの山を開墾して、畑をつくり、できた野菜を、レストランの食材として使っています。また障がい者のみなさんが運営するセントラルキッチンで調理して、それをオレンジコープが運営するサービス付き高齢者住宅(サ高住)等の入居者のみなさんの食事にも使っています。現在、サ高住等には約1000人が住まわれ、年間100万食近い食事を提供しています。障がい者福祉と高齢者福祉が循環する「新しい福祉」が誕生しました。

 コープ自然派とオレンジコープは、これから「新しい福祉」を、一緒に拡げていくことにします。次回よりオレンジコープのこれまでの取組を、コラム「野のはなとともに」として連載します。乞うご期待!

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