節辰商店は、江戸時代から「だし」を扱ってきた会社です。地元ではうどん・蕎麦屋さんのパートナーのような位置づけでした。そんな節辰商店にコープ自然派さんからつゆの依頼があったのは7年ほど前です。「添加物に頼らない、自然な味わいのつゆ」という条件のもと、試行錯誤の結果「なごみつゆ」というサイコロのような形のつゆが出来上がりました。

添加物に頼らないからこそおいしいだし原料が必要ということで、干し椎茸は九州、鰹節は鹿児島県からと、味と産地で原材料を選び抜いて作っています。だし原料の使用量が多いのも、市販品とは一味違う理由だと思っています。

  
節辰商店 勝田辰雅

  

開発秘話

2015年、そうめんのつゆを作ろうと開発が始まりました。

容器は環境にやさしい紙カートンで、使いきりやすい量目で、味は甘く優しく仕上げた家庭の味・お母さんの味をイメージ。何度もサンプルを送っていただき、試食を重ね、3か月程かけてこだわりのつゆを作りあげました。

  

当初は『日本のそうめんつゆ』という商品名で発売しました。

  

開発当初のパッケージ

2年目になると、商品部内で「『そうめんつゆ』という名前では夏場の商品というイメージが強くなってしまう。とても好評なため、一年中使っていただきたい」という意見が出ました。そこで、組合員さんから名前を募集。その中から「なごみつゆ」という名前が選ばれました。

コープ自然派 商品部

味の決め手はたっぷりの椎茸!

国産の干し椎茸や丸大豆醤油は値段も高く、ふんだんにつゆに使用しているのは節辰商店くらいなのではないでしょうか。

  

そういう意味でも、外国産や添加物に頼って原価を極限まで抑えて作られた市販のものとは、全く考え方の違う商品です。

  

  


自然派Styleなごみつゆ

  

国産原材料100%。3倍希釈が目安です。

公開:2022年2月28日
商品案内50号[2022年3月3回]掲載

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