国産オーガニックの

推進

日本のオーガニックを拡げたい

食の安心・安全を考える時、切り離すことができないのが農。
コープ自然派は、食の安心・安全と農業を次の世代へとつないでいくために「国産派宣言」を掲げています。


その上で、


「日本の農業を活気づけ、有機農業者を増やしたい」
「日本の有機農業者とともに、日本のオーガニックを拡げたい」
「国産オーガニック食品をもっと手軽に利用できるようにしたい」


このように考え、日本の農業をめぐる様々な課題に挑戦。
誰もが有機農産物を食べ、作り続けられる、自然と共生した循環型社会を目指しています。


おいしくて、カラダにも地球にもやさしいオーガニックについて

オーガニック(有機)食品って?

化学肥料や化学農薬を使用せず、環境への負荷をできる限り少なくする方法で生産される有機農産物と有機畜産物、それらを原料にした有機加工食品のことをまとめてオーガニック(有機食品)といいます。

 
有機とオーガニックは同じ意味で使います。

国際的な規模で有機農業推進活動を行っているIFOAM(International Federation of Organic Agricultural Movement:国際有機農業運動連盟) では、オーガニック生産と加工の指針として「生態系」「健康」「公正」「配慮」の4つの原理を掲げています。

※イメージ
※有機JAS規格では、農産物に重大な損害が生ずる危険があり、農薬の使用以外には効果的な防除ができない場合には、「有機農産物の日本農林規格」で定められた資材を使うことができます。
※イメージ

オーガニック(有機)の表示ルールは?

日本では、1999年に改正されたJAS法(農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律)に基づき、有機農産物とそれを原料とした加工食品のJAS規格が定められました。

農林水産大臣が登録した登録認証機関から認定された有機農産物の生産農家や、有機加工食品の製造業者が、このルールを守って生産した有機食品にのみ、有機JASマークを付けることができます。

有機JAS規格に基づいて栽培・生産・製造された農産物・畜産物・加工食品につけられるマーク。
太陽と雲(雨)が植物を育むことがイメージされたマークです。

農産物・畜産物・加工食品…それそれどんな基準?

「有機農産物」のJAS規格

  • 堆肥などで土作りを行い、種まき、または植え付けの前2年以上、禁止された農薬や化学肥料を使用しない
  • 水耕栽培やロックウール栽培ではなく、土壌を用いた農業生産
  • 環境への負荷をできる限り低減した生産方法
  • 遺伝子組換え技術を使用しない

「有機畜産物」のJAS規格

  • 環境への負荷をできる限り低減して生産された飼料を与える
  • 動物用医薬品の使用を避ける
  • 動物の生理的、行動学的要求に配慮して育てた家畜、家きんから生産する


「有機加工食品」のJAS規格

  • 物理的または生物の機能を利用した加工方法を用いる
  • 化学的に合成された食品添加物および薬剤の使用を避ける
  • 原材料は、水と食塩を除いて、95%以上が有機農産物・有機畜産物・有機加工食品


「有機飼料」のJAS規格

  • 原則として有機農産物と同じように作る
  • 使用が認められた原料だけを配合する

出典:農林水産省ホームページ「学ぼう!有機食品」

オーガニック(有機)市場は拡がってる?

世界のオーガニック(有機)市場は伸び盛りで、世界のオーガニック市場の規模は2018年に初めて1,000億ドル(約11兆6,000億円)を超えました。
日本も、2009年から2018年の間に1,300億円から1,816億円に成長はしています。


【世界の有機食品売上の推移】

出典:農林水産省 生産局農業環境対策課「有機農業をめぐる事情」(令和2年9月)より


【国別の有機食品売上額(2018年)】

出典:農林水産省 生産局農業環境対策課「有機農業をめぐる事情」(令和2年9月)より

しかし、オーガニック市場の伸びは、必ずしも国内生産の伸びにつながっているわけではありません。

今、日本オーガニック市場を席捲しているのは輸入品だと考えれます。

遅れを取る日本の有機農業

世界の有機農業の取組面積は1999年から2018年の間に約6.5倍に拡大し、2018年では71.5百万ha、全耕地面積に対する有機農業取組面積割合は約1.5%となっています。


【世界の有機農業取組面積および全耕地面積に占める割合】

出典:農林水産省 生産局農業環境対策課「有機農業をめぐる事情」(令和2年9月)より

一方、日本の耕地面積に占める有機JAS圃場の面積割合はわずか0.2%。

取組面積は緩やかに増えているものの、世界に目を向けると大きな開きがあることがわかります。


【耕地面積に対する有機農業取組面積と面積割合(2018年)】

出典:農林水産省 生産局農業環境対策課「有機農業をめぐる事情」(令和2年9月)より


【日本の有機農業の取組面積】

出典:農林水産省 生産局農業環境対策課「有機農業をめぐる事情」(令和2年9月)より

コープ自然派の挑戦

高品質・多収穫を実現する有機農業者を育てる

日本で有機農業を拡げていくには、若い生産者がきちんと収入を確保し、安定的に青果を出荷してもらって消費を伸ばす必要があります。
そこで、コープ自然派では「有機の学校」を設立。

「1000人の有機農業者を育てる」ことを目標に、2011年に開校したNPO法人とくしま有機農業サポートセンターでは、有機農業を志す人たちが座学や栽培実習、土壌分析などの生産技術や販売知識を学び、卒業生は日本各地で活躍しています。

研修生が学ぶのは、生態系調和型農業(BLOF/ブロフ)理論
微生物のチカラを利用した栄養たっぷりの土で植物を健康に育てることで「高品質・多収穫」を実現します。

流通のしくみづくり


農産物の調達はコープ自然派の「農産部門」が分社化し、2016年に誕生した(株)コープ有機が担います。
コープ有機は、産地と連携した作付計画、余剰野菜の販路づくり、物流改善などを行うことで生産者との関係を強化。
畑でできた農産物を余すことのない流通のしくみづくりは、生産者が安心して作り続けていくことはもちろん、販売価格を抑えることにもつながります。

有機農業10%構想

日本の有機農業を拡げるため、コープ自然派では、日本農業の10%を有機農業に変える「有機農業10%構想」を全国の友好生協や各団体・各産地と共にすすめています。

  • a:北海道有機農業推進委員会

    北海道におけるコープ自然派の拠点がない中、オーガニック小麦の一大生産者である営農企画に協力をいただき、現地での協議会設立が実現しました。

  • d:茨木オーガニック農業推進協議会

    茨木市の準農家、コープ自然派おおさかなどで協議会で構成されています。

  • e:自然派京都有機農業推進協議会

    オーガニックnico、ビオラビッツ、コープ自然派京都などで協議会で構成されています。

  • g:高知オーガニックエコ農業推進協議会

    高生連、高知県環境農業推進課、コープ自然派しこく、地元農家数軒などで協議会で構成されています。

毎日の食卓にオーガニックを!

パンでもオーガニック


コープ自然派は、お米と並んで日本人の生活に定着しているパンに使われる小麦を 「国産オーガニック」に変えることも日本でオーガニックを拡げ、日本の農家を活気づけることにつながると考え、コープ自然派直営のパン工房を2017年に拡張。

有機JAS認証のオーガニックパンの製造ラインを完成させると共に国産有機(オーガニック)小麦を確保する取組を進めています。


コープ自然派のプライベートブランド「自然派Style」


加工品にもオーガニック原料を積極的に使うことで日本のオーガニックの裾野を広げたい!

コープ自然派では、現段階で「国産」かつ「オーガニック」が最も品質の保証された安心な食べものであると考え、コープ自然派のプライベートブランド自然派Styleは、「国産オーガニック」を軸にして、リニューアル・開発をすすめています。


食材セット(ミールキット)


コープ自然派の産直野菜を「食材セット(ミールキット)」にも使いたい!

こんな思いから、コープ自然派は直営の「食材セット(ミールキット)」専用の工場を設立。
現在の「食材セット(ミールキット)」専用工場は、コープ自然派事業連合(兵庫県神戸市)に隣接しています。
※天候不良などで不足した場合は国産野菜で代替しています。


選んで利用できるよう情報公開

コープ自然派では、組合員さんの「知りたい!」に応え、選んで利用できるよう、情報公開の姿勢を徹底。


安心でおいしい食づくりに取り組む生産者を応援し、生産現場と商品の価値を「知ること」「選ぶこと」は、国産オーガニックを拡げることにつながります。


商品案内(カタログ)での紹介記事

コープ自然派の情報メディア「Table(タブル)」より
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