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生産者の努力(栽培技術の確立)と組合員の皆さんの協力(買い支え)によって「ツルをよぶお米」は年々生産量が増加しています。また「ツルをよぶお米」は様々な加工品でも利用が拡がっています。
生きもののいのちを育む田んぼが増えることは、その地域の生物多様性や環境を守ることにつながります。コープ自然派は「ツルをよぶお米」の取組を全国へ拡げることをめざしています。
9~10月 秋処理
スタートはお米の収穫後から
発酵鶏ふんや稲わら、ミネラルを田んぼへ入れ、微生物のチカラによって分解・腐植させて栄養分をつくります。
11~2月 冬水田んぼ
冬水田んぼで飛来地づくり
田んぼに水を溜めて、ナベツルやコウノトリなどのえさ場をつくります。
3~4月 苗づくり
ネオニコ不使用で育てる
種籾は約60度のお湯で温湯消毒。苗の生育では、ミミズのチカラを利用した栄養たっぷりの「ミミズふん土」を使います。
5~8月 田植えから出穂まで
生きものが活躍
農薬に頼らない栽培では田んぼにはたくさんの生きものがいます。お米の食害をもたらすカメムシなどの害虫は、田んぼの生きものが食べて稲を守ります。
9月 お米の収穫
収穫、そして組合員さんへお届け
たくさん実ったお米を収穫した後は、コープ有機の精米場へ運ばれます。運ばれたお米はお米専用の低温倉庫で保管。組合員さんから注文があるたびに精米をしています。
ツルをよぶ椎茸
菌床と田んぼのサイクル
キノコの培地となる菌床を作るのに、オガ粉、ふすま、炭酸カルシウム、炭、それに米ぬかを混ぜます。出来た菌床ブロックを圧力釜で加熱殺菌し、椎茸種菌を入れて数ヶ月培養すると生椎茸が発生します。無農薬栽培の安心安全な生椎茸として皆様にお届けした後の米ぬか入り廃菌床は、再度堆肥としてお米の栽培に利用しています。
廃菌床は養分が豊富なため、野鳥などの餌場となり、ツルが餌を求めてやってきたことから「ツルをよぶ椎茸」と名付けました。これからもツルが舞い降りてきてくれるような環境づくりと生きものを守る取組を続けていきます。
協同組合マッシュ櫛渕 濱田光且
ツルをよぶ椎茸A級(菌床栽培)
「ツルをよぶお米」の米ぬかで作られた菌床で育てられています。
ツルをよぶお米で作ったぬか床
オリジナルのぬか床にチャレンジ
コープ自然派の産直米「ツルをよぶお米」を精米した際に出る米ぬかと、天日塩を平釜でゆっくり炊き上げた「海はいのち」を使ったぬか床です。漬物に有用とされる3種類の植物性乳酸菌培養液を添加していますので、お届けのその日からすぐに野菜を漬けておいしいぬか漬が作れます。ご家庭で野菜を数回漬けた後、新たに塩や新しいぬかを継ぎ足して手入れを行っていくとオリジナルのおいしいぬか床に育ってゆきます。自分好みのぬか床作りにぜひチャレンジしてください。
堺共同漬物 林野賢寛
ツルをよぶお米で作ったぬか床
無農薬・省農薬栽培の「ツルをよぶお米」のぬかを使いました。
ツルをよぶお米の生ぬか
補充用たしぬか。ぬか床の追い足しに。
濱さんとこの塩こうじ
塩こうじ5つのポイント
私たちの作る塩こうじ、特徴は、5つ!
①『ツルをよぶお米』生産者さんとの直接契約栽培で安心安全な原料調達。
② 100年以上継承して来た製法の『生こうじ』を手作りで自社生産。
③ 塩分が非常に少ない約7パーセント。
④ こうじが生きてる製法!あえて酵母・酵素菌を死滅させない低温殺菌。
⑤ こうじの力が強く塩分が少ないからどんな食材も旨みそのものを引き出す。
私事ですが、孫が昨年秋に生まれ、今は離乳食後期に入っています。中々食べてくれないそうなので塩こうじを勧めてみました。すると、野菜、肉、魚、殆ど食べてくれたそうです!塩こうじは、どんな食材も美味しく変化させる魔法の調味料。是非一度お試しください。
濱醤油醸造場 濱眞理子
濱さんとこの塩こうじ
産直米「ツルをよぶお米」で作った塩こうじ。料理にちょっと加えるだけで、食材の旨みを引き出してくれます。
ツルをよぶ純米料理酒
よりよく味わうお米の甘み
国を代表するものとして定められている歌やスポーツ、花や鳥。日本の国花は桜で国鳥はキジだったり、ご存じの人は多いですよね。しょうゆや味噌、みりん等、日本の調味料は麹(糀)を利用していますが、この麹菌も実は国菌なんです。国菌を使って発酵をさせた日本酒は国酒とされており、代表が2者も含まれていることになります。
純米料理酒のこだわりは発酵途中に甘酒を加え、よりお米の優しい甘さをプラスしていること。お米と菌による発酵食品は日本人が古くから慣れ親しんだ味の基礎です。毎日体に摂るものだからこそ、安心がくれる美味しい料理酒を使って頂ければと思います。
茨木酒造 茨木幹人
ツルをよぶ純米料理酒
「自然派Styleツルをよぶお米(省農薬)」を使用したこだわりの純米料理酒。
無農薬ツルをよぶお米をつかった甘酒
大切なお米を少しずつ発酵
この甘酒は、お米・米麹・水だけで発酵させて作っています。お米のデンプンを麹が糖化し、少しずつ、少しずつ甘みに変わっていきます。麹が活動しやすい温度で、麹が活動しやすい環境を整えることが最優先です。人が作るというよりも「麹に作ってもらっている」という方が近いかもしれません。自然がもつ本来の力を最大限引き出すことを意識しています。
徳島の地で農薬を使わず、大切に、大切に育てられたお米を使っています。砂糖不使用、ノンアルコールの甘酒です。ぜひお味見ください。
アリモト 有元誠次朗
無農薬ツルをよぶお米をつかった甘酒
冷やしても、温めてもおいしい発酵食品の定番、甘酒。無農薬栽培の「ツルをよぶお米」を使いました。
飼料米たまご
生きものを育むお米
阿波農産・浜田さんの飼料米を使わせてもらっています。お米を育てる田んぼにツルに喜んで飛んで来てもらうには、農薬不使用で水中昆虫など多くの昆虫の生息地となっていることと思います。そのような圃場でできた飼料米をいただけることは私たちにとってもありがたいことです。
地球上の生きものには、太陽の光、新鮮な空気、水、土が必要なのだと再認識致しました。私たちの鶏にも若干の土を与えてミネラル補給をしなければと思います。改めて考える機会を頂き、感謝の気持ちです。
たむらのタマゴ 田村智照
PHF白卵10個<飼料米使用>
えさには飼料米を約23%配合しました。
公開:2021年8月16日
商品案内22号[2021年9月1回]掲載