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アニマルウェルフェア(AW)を推進
コープ自然派の「国産派宣言」は、2006年に行われた田んぼの生きもの調査からはじまりました。生きもの豊かな田んぼをつくることが、食べものの安全性だけでなく地域の生物多様性や環境保全に貢献します。この考えはAWにも通じるものがあります。
AWの先進地域であるEUの欧州委員会は「Farm to Fork(農場から食卓まで)戦略」を掲げ、持続可能な食料生産の確保のためAWの向上をめざしています。また卵についてはゲージ飼育禁止のための法律案を2023年末までに提出することが決まっています。EUにおける有機農地の面積割合は8.5%で、日本の0.2%と差がありますが、大きく伸長したのはここ数年です。AW先進国であるオランダではベターレーベン(AW認証)食品売上高は2008年0.68億ユーロから、2020年25億ユーロ以上と短期間で37倍に急伸長しており、文化的背景等の違いなど関係なく、日本でも同様にAWの拡大が可能と考えます。
コープ自然派ではこの間、連合商品委員会でAW学習会の開催や生産者との意見交換をすすめてきました。日本ではAW対応商品を目にすることは稀ですが、生きものを大切にする商品づくりに取り組む中で、AWに取り組む生産者を応援し、商品案内でAW商品だと確認できる仕組みづくりをすすめます。
アニマルウェルフェアに取り組む産直・自然豚
自然豚切落し
主にモモ肉とバラ肉が入ります。バラつきはありますが、適度な脂肪があるので炒めものなどに幅広く使えます。
公開:2022年1月31日
商品案内46号[2022年2月3回]掲載