• ネオニコチノイド系農薬

大切なのは豊かな環境を守ること。

ネオニコチノイド系農薬は水溶性。根から吸い上げられることで葉や実など植物の隅々まで行き渡ります。効果が長く続ため、「農薬の使用回数が減らせる」と、1990年ごろから世界中で使用されてきました。

しかし後の研究で、害虫だけでなくミツバチ等農作物に必要な虫にも影響することが判明。また、田畑に散布された農薬が河川に入り、飲料水にも含まれることが、神奈川県で実施された相模川流域の水道水調査でも明らかになっています。さらに、人の体内に入ると様々な健康被害を及ぼすことを多くの研究者が指摘しており、諸外国ではネオニコ系農薬の規制が順次進められている一方で、日本の残留基準は数年前に「ヨーロッパの数倍から数百倍」に緩和され、今も大量に使用されています。

コープ自然派では学習会を重ね、こうした現状や問題点を組合員と共有しています。ネオニコ系農薬を使用しない農産物づくりを続け、カタログでもマーク表示することで選択できるようになっています。コウノトリなどの生きものが豊かな地域づくり、人々が健康に過ごすことができる社会を目指し、ネオニコ系農薬などの排除に向けた取組をこれからもすすめていきます。

四万十川のうなぎ蒲焼

四万十川水系の豊かな自然環境の中で抗生物質・合成抗菌剤不使用で育てています。

  

よく運動して健康に育ったうなぎは、まるで天然もののような固めの皮と引き締まった厚い身が特徴です。

  

加持養鰻場の加持さん

四万十川のうなぎ蒲焼 1尾(約130g)

  

養殖から加工まで安心の一貫生産です。

公開:2022年7月4日
商品案内16号[2022年7月3回]掲載

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