• ネオニコチノイド系農薬

有機栽培米づくりの実践型学校~NPO法人とくしま有機農業サポートセンター~

「ヒトには安全」と謳われて広がったネオニコ系農薬。近年では生態系や健康被害が指摘されています。

一方で、異常気象で病害虫のリスクが高まるなか有機農業を広めるには、経験や努力だけでは難しいのも現実です。コープ自然派は日本の食・農・環境の未来を担う農業者を育てるために、植物生理に基づき作物の力を最大限に引き出す「生態調和型農業理論(BLOF理論)」を学ぶ有機の学校を運営しています。

「とくしま有機農業サポートセンター」では、3名の研修生とともに「稲作コース」が今年も4月にスタート。これまでに149名が徳島の有機の学校を卒業しました。

  
コープ自然派はこれからもその活動を応援していきます。

  

サポートセンターで研修中の皆さん
稲作コースの始まりは苗づくり。種もみの温湯消毒後、水で冷やします。
5月の田植えの様子。育てた苗を機械を使って田んぼへ植えます。
手作業による除草作業。機械を使う方法も合わせて教わります。

とくしま有機農業サポートセンター

最先端の有機栽培理論と技術を基礎から学べる研修施設。自然のメカニズムの中で作物本来の美味しさや栄養を引き出す栽培理論を学んで実践。次世代の有機農業技術者を育てています。

副理事長の西田聖さん。 元農協職員でネオニコフリーの稲作に取り組んできました。
センター外観

●設立:2009年
●所在地:徳島県小松島市
●今年の作付面積:5.3ha(コシヒカリ・あきさかり)
●卒業生合計:149名

自然派Styleツルをよぶお米・あきさかり(省農薬)白米

  

農薬を減らした栽培で、ナベヅルの飛来地づくりを目指しています。

阿波農産

夏のネバネバ食材が、体に美味しい季節になりました。オクラは「畑のウナギ」と言われビタミン、ミネラルの宝庫です。

  
土作りには、タップリのミネラルと「大地のサプリ(神山鶏の鶏ふんと廃菌床を配合)」を施肥することで有用微生物が大量に発生して、そのチカラで栄養分、とくにミネラルの吸収量が増え、より健康なオクラに育ちます。ネバネバ成分は、腸内に住む善玉菌のエサになり、腸内環境を整えるようです。食べて応援よろしくお願いします。

  

浜田孝俊

  

生産者の浜田浩明さん

オクラ

  

オクラのネバネバ成分は食物繊維で、β-カロテンやカルシウムも豊富です。

情熱カンパニー

情熱カンパニーのオクラは、少し肌寒い時期から植え付けし、じっくりと成長させていきます。どっしりとした木を育て、味の充実した実を収穫しています。

  
私たちの栽培のポイントは土作りです。土壌分析を行ってできる限り過不足ない良質な堆肥をたっぷり投入し、長き未来へ渡って肥沃な大地を守れるよう努めています。この思いも含めて情熱カンパニーの野菜を楽しんでもらえれば幸いです。

  
藤田雅晶・荒巻紘志

  

阿波のオクラ

  

株間を広めにとり風通しを良くして育てた徳島産のオクラです。

市島有機生産出荷組合

空梅雨模様の丹波ですが、有機なすは順調に育っております。なすは非常に水と肥料を欲しがる作物ですので、日々の管理作業は大変ですが、皆さまにおいしいと言っていただけるよう頑張って栽培していきます。また、ミネラルも積極的に追肥しておりますので、栄養価も高くなっております。

  
夏バテ防止には、素揚げしたなすに、甘辛い醤油とゴマをあえて食べると食が進みます。有機なすの浅漬けなどもおすすめです。どうぞよろしくお願いいたします。

  

西垣健太郎

  

有機なす

  

なすの紫色の色素は「ナスニン」というポリフェノールの一種です。

熊本・今村さん

有機トマトを作り始めて8年目になります。BLOF理論に従い、虫や病気に負けないようにミネラルや堆肥で土作りをしています。ただどうしてもバランスを取り続けるのは至難の業で、虫や病気を防ぐのは難しいです。なので今試験的に取り組んでるのが天敵栽培です。トマトが全滅してしまう程恐ろしい病気があるのですが、それを媒介するコナジラミという虫を食べてくれる天敵がいて、その天敵を増やすための植物をハウスの隅に植えています。

  

通常の農法でしたらこのコナジラミを駆逐するためにたくさんの農薬を使いますが、この天敵で抑えることが出来たら農業のあり方も変わってくるのではないかと思っています。うちのトマトは味が濃くてサラダなどの生で食べると違いが分かるので好きです。

  

今村剛喜

  

有機トマト

  

土の力を最大限引き出す有機農法で栽培。「甘み・酸味・香り」が良いです。

ワタミファーム

健康な土をつくり、健康な野菜をつくり、食べる人や関わった環境が健康になってほしいと願いながら、有機農業に取り組んでいます。地域で資源循環できる堆肥と、緑肥を活用することで、永続的に栽培できる土づくりに挑戦し続けています。

  
レタスの内側は、レタスらしい甘みが感じられるので、生ハムなどと一緒にサラダに(まずはドレッシングもなしで!有機レタスの甘みをぜひ感じていただきたいです)。茹でてもレタスらしい苦みや食感の残る外側は卵と一緒に味噌汁にする(さっと茹でる程度)のがオススメです。

  

原聖馬

  

有機レタス

  

発芽から定植、除草など手間をかけて栽培しています。

公開:2022年7月4日
商品案内16号[2022年7月3回]掲載

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