日本人の主食であり、地域の自然環境にとっても大切な日本の稲作ですが、需要減や高齢化など厳しい状況が続いています。

　　
農薬使用を抑えた田んぼでは、プランクトンやミミズ、カエル、さらにはツルやコウノトリまで多様な生きものが生態系を作り、総体的に豊かな土壌や害虫に強い稲づくりを支えています。

　　
無農薬・省農薬に取り組む生産者が今後も美味しいお米を作り続けられるよう応援しましょう。

日本の食文化にとって大切な大豆。食料自給率は7%しかない中、自然派Styleもめん豆腐は北海道産大豆「とよまさり」100%です。

　　
北海道産に産地を限定しているのは、収穫を容易にするためだけに使われる「収穫前除草剤グリホサート」をホクレンが使わないという方針を出しているからです。

　　
コープ自然派では、豆腐・納豆商品でグリホサート不使用の確認がとれないものについては、定期的な残留農薬検査を実施し、その結果をお知らせしています。

お米に変わる主要穀物となっている小麦。日本にはパンやお菓子など小麦製品が多いですが、ほとんどが海外産の小麦が使われています。

　　
コープ自然派がこだわっているのは国産の小麦。その中でもより安心・安全である有機小麦を拡げていくために2017年から「国産オーガニックプロジェクト」をスタート。小麦だけでなく輪作してできる作物を全て買い取ることで、生産者と国産有機小麦を拡げる取組が進んでいます。

牛乳・乳製品の食料自給率は63%ありますが、家畜に与える飼料を計算に入れると27%。飼料の中でも代表的な飼料用トウモロコシは0%で、畜産品の自給率確保のためにはGMや穀物相場の懸念が少なく、地域循環の中で栽培される国産飼料作物の確保が大切です。

　　
よつ葉乳業では、国産自給飼料100%をめざし、昨年夏から飼料用トウモロコシの一部を北海道産に変更。さらなる安心安全の取組を進めています。

毎日食べる大事なたんぱく源の鶏卵は国産以外のものを見かけることはありません。しかし、飼料を含んだ卵の自給率は13%で、牛乳よりも低い状況です。

「たむらのタマゴ」では、トウモロコシ・大豆に加え国産の飼料米を鶏に給餌。当初は食いつきやエサとしての栄養バランス、卵の味への影響など様々な課題に取り組みましたが、できた卵はまろやかな味わいに仕上がり、顔が見えるお米生産者の飼料を使えることは安心と話されています。

かつて漁業大国ともいわれた日本ですが1964年の113%をピークに自給率の減少が続き現在は59%。市販のスモークサーモンの原料も外国産の養殖サーモントラウトが一般的です。

自然派Styleのスモークサーモンは北海道産秋鮭を使用し、同じ北海道産のナラ材でスモークしました。塩分調整を職人が振り塩で行うなど、化学調味料や添加物に頼らないおいしい工夫も盛り込まれています。