自然派Styleは、コープ自然派を利用してくれている組合員さんの声を大切にし、その声を実現するために協力してくれる生産者と一緒に商品づくりに取り組んでいます。

それは「国産にこだわる」ことはもちろん、「遺伝子組み換えのものを使わない」、「食品添加物に頼らない」、そして「国産オーガニックにこだわる」こと。

こだわるからこそ、時には原料がなかったり、味を調整することが難しかったり、商品がつくれなくなることもあります。それでも、日本の農業を守るため、食の未来を守るために商品づくりをすすめています。

国産にこだわる

毎日食べているもののうち、日本でつくられた食べものがどれくらいあるのか知っていますか？この割合のことを「食料自給率」といいます。日本は38％しかありません。

食料自給率が低いとどうなるの？

例えば、世界で小麦が不作になったとします。すると、日本だけでなくどの国も小麦をもっている国から買おうとします。でも、そもそも小麦が少ない状態なので、どの国も小麦を売る余裕はなく、自分の国の人を守るために使います。

醤油

醤油のもととなる大豆の自給率はわずか7％！日本の自給率をあげるためにも、国産にこだわった商品をつくって、その利用を拡げる必要があります。

　　

食品添加物に頼らない

食品添加物は、食べものの日持ちをよくさせたり、つくることを簡単にしたり、見た目をきれいにしたり、いろいろな目的で使われています。中には食品添加物で見栄え等を良くしつつ、質の低い原料を使って商品をつくることも……。

添加物を使わなくてもつくれるの？

豆腐に入っている「にがり」のように、食品添加物を使わないとつくれない食べものもありますが、良い原料を使うこと、つくるときに工夫することで食品添加物を使わなくてもできるものはたくさんあります。

自然派Styleが大切にしてることは？

素材のもつ良さを活かすことです。生産者さんには無理をお願いする場合もありますが、食品添加物を使わないことを前提に商品づくりをすすめています。

自然派Styleホットケーキミックス

北海道の小麦を使ったホットケーキミックスです。ベーキングパウダーはホットケーキを膨らませるための食品添加物になりますが、食べる人の安心を考え、「アルミ」という成分が含まれないものを使っています。

　　

遺伝子組み換え作物を使わない

遺伝子組み換えとは、他の生きものの遺伝子を別の生きものに組み込む技術。農薬をかけても枯れない作物がつくられたり、虫を倒す成分(虫が食べると死んでしまう)をもたせた作物がつくられたりしていて、世界で利用が広がっています。

日本はどうなの？

日本では遺伝子組み換えされた作物を「売るために育てる」ことは禁止されています。しかし、外国からたくさんの作物を輸入しています。だから知らないうちに遺伝子組み換え作物を食べてしまっている可能性があります。

自然派Style胡麻ドレッシング

ドレッシングに使う油は外国のなたねが原料。自然派Styleのドレッシングは遺伝子組み換えでないなたねの油を使ってつくりました。買う人が遺伝子組み換えでないものを選ぶことが、これ以上拡げないことにつながります。

　　

国産オーガニックにこだわる

農薬や化学肥料に頼らない、環境にやさしいオーガニック。日本の未来のことを考えると、オーガニックを拡げていくことがとても大切です。外国ではオーガニックの取組がすすんでいますが、日本はまだまだ広がっていません。

どうしてオーガニックなの？

例えば、野菜ひとつ育てるために、たくさんの農薬が使われています。もちろん、使う回数や時期などはそれぞれの県が決めていますが、その農薬の中には人にも影響があるものもあります。コープ自然派が「国産で安心なものは何か」考えたとき、考えついたのが『国産オーガニック』です。

北海道オーガニック小麦パン1.5斤

国産オーガニックの小麦をつくる生産者探しからはじめた理想のパンづくり。生産者と出会い、今では有機小麦を毎年確保することができるようになりました。そこで誕生したのが北海道有機小麦を使ったパンです。