情熱カンパニーの経営理念(=存在理由)は『農業で幸せに生きていく』です。私たちが確信していることは、私たちのチームには年齢も様々で障がいを抱えていたり得意なことと苦手なことが極端だったりするような色々な人がいて、全員が自身のかけがえのない人生を主人公として生きていることと、誰しも幸せを感じながら生きていきたいという共通の思いを持っているということです。

だから私たちは「みんなの幸せ」と重なる、そんな農業をやっていこうと決めています。こんな思いを持った私たちが作った野菜や果物やお米には「熱いくらいの情け(=やさしさ)」が入っています。情熱カンパニーは皆さんの幸せを願っています!

情熱カンパニー 三木義和

プレス・オールターナティブは、生産者と顔の見える関係を築きながら、作る人の誇り・情熱に共感できることを最も大切にしてきました。その活動の中で「嬉々!!CREATIVE」※と出会い、様々な障がいを持つ人が好きなこと・得意なことで活躍していることに感動し、彼らのデザインをパッケージに採用することで協働しています。

手間を惜しまず「おいしさ」「感動」を届けてくれる生産者、世界に1つしかないデザインを生み出すアーティスト、彼らの職人技に敬意をこめてArtisanシリーズと名付けています。

プレス・オールターナティブ 古川あゆみ

※嬉々!!CREATIVEは障がいを持つ人が活躍する、クリエイティブ活動を行うアトリエです。

40年前に小学生だった障がい児も立派な50代のおじさんとなり、パン屋で働いています。長い年月、一緒に生きてきて、お互いを認める力を育てあってきたと思います。

天然酵母のパンを作る難しさと似ていて、決まった段取りではうまくいきません。日々の変化や、それぞれの本質に気をくばっても、うまく行かない日々があります。怒ったり、大声を出したり、笑ったり、感心したり、私たちの日々はびっくりするほど賑やかです。

そんな日々を、おいしくて安心なパンを焼きながら続けていきたいと思います。組合員の皆さん、遊びに来てくださいね。

ピースクラブ 大橋茂

障がい者の生活介護事業所「ぷくぷくワールド」では、安全性をしっかりと確認した材料を使い、素材を活かした手作りのクッキー作りに励んでいます。障がい者の社会参加の場とし、製造作業を細分化し、ハンディのある人でも得意なことを活かして仕事をしています。

ぷくぷくとは朝鮮の古い言葉で「ゆっくりゆっくり」という意味があります。色々な個性や障がいがあっても、それぞれのペースを大切にしながら、みんなで協力し合い、地域で生きていこうという思いが込められています。これからもその思いを大切にし「安心で安全なクッキー」を作り続けていきたいです。

ぷくぷくワールド 浜田美奈子

私達の作業所は、知的障がい、身体障がいの方もいらっしゃいますが、精神障がいの方がほとんどです。元々そういった方を対象に創設された作業所です。精神障がいは他の障がいに比べ偏見も大きく、支援の制度も遅れています。

私達は遅れている支援の制度を前進させることを目標としながら障がいを抱える方一人一人に寄り添い、一人一人の人生が日々豊かになるように、様々な取組をしています。その一つとしてコープ自然派の協力をいただき、「あしたばの家マドレーヌ」、「あしたばの家明日葉マドレーヌ」、「米粉クッキー」を製造販売させていただいています。

コープ自然派の安全安心に応えられる商品を製造してこられたことは、それに関わった障がいを抱えた方々、支援をしてきたスタッフの大きな誇りと自信につながっています。あしたばの菓子造りは今、地域にも大きく広がりを見せています。これからも安全でおいしい商品をお届けできるよう、がんばっていきたいと考えています。

タンポポ福祉会　あしたばの家　古田政吉