旨みたっぷり!寒仕込みの味噌作り

2019/1/25

今年初めてのコラムです。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
皆様にとってしあわせいっぱいの年となりますように。

寒さが厳しい季節となりました。
寒仕込みのお味噌を作りませんか?

今の時期は初めての方でも失敗も少なく、とても美味しく出来上がります。
(ちなみにお味噌の仕込みは一年中いつでもできますよ~)

お味噌の材料は大豆と麹と塩。

やわらかく茹でた大豆を潰して、

すべて混ぜて

味噌玉を作り、

空気が入らないように詰めるだけ。

麹菌がゆっくり、じっくり、家庭の味を醸し出してくれます。

9月ごろにはおいしいお味噌が出来上がります。

以前、市販のお味噌に、化学調味料やエキス類、水あめや漂白剤など、いろいろ入っているのを見て驚きました。
お味噌は添加物を使わなくても、麹が旨みも甘みも引き出してくれます。

味噌は熟成中に、麹菌をはじめとして乳酸菌や酵母菌といったいろいろな微生物が原料を分解し、様々な有効成分を作り出します。

菌は生きているので、発酵が進めば色も濃くなります。
なので、白みその場合は仕込んで2~3か月後が食べごろです。加熱や漂白剤でいつまでも白いって不自然ですよね。

我が家では、国産の有機大豆、有機米麹、ミネラルたっぷりの天日塩で作ります。

有機国産大豆はとても生産量が少なく、なかなか出回りません。ほんとに貴重です。
お料理教室で、
「有機の国産大豆を探してもなかなか手に入らないのですが、どこで買えますか?」
とよく質問されます。
そんな時はすべてコープ自然派で揃いますよとお伝えしています。

注文カタログにはお味噌の作り方も載っていますよ~。

米麹だけでもいろいろありますし、玄米麹や麦麹もあります。
お味噌は発酵の環境だけでなく、大豆や麹の違いでも随分味が変わります。
我が家好みの味噌になるように材料を探すのも楽しいですね。

お味噌汁もカラダを温めますが、寒さで体調がすぐれない時には葛湯がお勧めです。

葛の根で作られた本物の「くず」は昔から漢方でもよく使われています。

冷え性やかぜの人にはもちろん、カラダが弱ってお粥も難しい時や、寒い時の優しい飲み物にぴったりです。

くず粉と書いてあっても、ジャガイモやサツマイモでんぷん入りのものではなく、本葛100パーセントをお使いくださいね。

●葛湯

くず粉大さじ1を、1カップの水でよく溶いてから、火にかけ、木べらで混ぜながら透き通るまで煮ます。

お子さんなら黒蜜やきな粉を入れたり、大人なら塩味にし、しょうがや梅干しを入れてもよいですよ。

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